【京都長岡京】商店街がなぜこんなに元気？長岡天満宮のお膝元で商店街会長さんを直撃すると…！

【昭和男子の京都時空紀行】セブン商店会は阪急長岡天神から北に続く、7の形をしたセブン通りを中心とした周辺の、現在74店舗からなる商店会です。

商店街会長に直撃インタビュー！

セブン通り

京都府長岡京市、かつて平安京に都が遷る前、この地にその平安京と変わらぬ規模の大きな都があったことを知る人は意外と少ないかもしれません。昨年は明智光秀最後の砦、細川ガラシャ輿入れの城として勝龍寺城が注目を浴びました。霧島つつじや紅葉の名所として知られる長岡天満宮や光明寺などもあります。その天神さんのお膝元の商店街がこのご時世の中でも活気づいています。街の様子を探るとともに、商店会長さんにその秘密を直撃してみました。

　セブン商店会は阪急長岡天神から北に続く、7の形をしたセブン通りを中心とした周辺の、現在74店舗からなる商店会です。かなりの広範囲に亘りますが、商店ばかりではなく、周りにマンションや住宅が多数混在する特徴的な商店街です。

　ご当地食材「竹の子最中」が人気の和菓子屋・喜久春

　2021年12月8日、商店が密集した商店街ではないので、人通りは少ないように感じるのですが、この日、喜久春さんの前には、平日にもかかわらず、正月の餅菓子や上菓子の予約などでひっきりなしにお客さんが訪れていました。自転車の人が多い。お店の取材をと思ったのですが、なかなか時間がいただけないほど。

林定信会長とミントハウスのネイリストさん

　商店会長さんは、化粧品は自分たちが使って「これイイ！」と納得したコスメしか扱わない化粧品コスメセレクトショップで、人気雑誌ネイルMAXで「読者が選ぶ好きなアート」ランキングで日本一を2度受賞したネイルサロンでもあり、エステも手掛けるMINTHOUSEの創業オーナーの林定信さんです。　　
　この地で32年に渡り営業をしています。林会長は実は元銀行員、この店は数々の事業者と接してきた林会長が本気で作った美容サロンなのです。

ミントハウスのネイルサロン

　美容業界の常識にとらわれず、お客さんの求めるメーカーが作ることができないオリジナルコスメを開発したり、男性経営者が化粧品を知る勉強会をしたり、子育て世代のママさんをすべて正社員で雇用したりと革新をもたらしてきました。その手腕を買われて、いきなり商店会副会長に抜擢されたのが6年前、商店会活動を始めた最初でした。

歳末のガラポン抽選会と初開催のマルシェに向け、のぼり旗がいたるところに。

　「住宅街に囲まれた地域の特性を活かさなあかんとアーケードやあえてハード整備はせなんだ。組織を動かすのは人やと思う。これまでの商店街の常識にとらわれず、いろんな人を巻き込むため、商店街内にあるいろんな施設にも門戸を開いたんですわ。」と語る林会長。実際、ハロウインの仮装パーレードを通じて繋がったママさんたちの中から、商店街で新たなお店を出店する人も。また保育園や音楽教室やクリニックなども続々と商店街に加入しだしました。

若い人たちも商店街に参加

　イベントに取り組む姿を見て、「楽しそうやなあ」と個人商店の加入申請も続出。29店舗だった会員数が、ここ数年で74店舗に（12月8日現在）と、なんと2.5倍増の大躍進。「さらに問い合わせが相次いでいる」と言います。林会長の思いは若い世代にも引き継がれています。商店街の活性化に取り組む人たちが続々と現れだしました。

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春山美穂さんと三井奈美さん

「パンと焼き菓子の店harru」の店主・春山美穂さんとフルート奏者で「トリア音楽事務所代表、三井フルート教室」の三井奈美さん、収録編集担当の「サイクルショップポッポ長岡店」の佐竹田映巳子さん。セブンの広報部は三人娘と呼ばれます。
　春山さんは、「街づくりに興味があるんですよ～、新しい観光スポットをつくりたい。駅チカでスケボーパークとアスレチックパークとか子供も大人も遊べるところ。もっと街めぐりが楽しくなりますよ」と夢を語ります。

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