2022年5月9日更新

【京都パン】わずか6坪の狭小店舗は行列必至の人気店「Bakery uki（ベーカリーウキ）」

おおきに～豆はなどす☆今回は上京区河原町丸太町にある行列必至の人気ベーカリー。わずか6坪の店舗をフル活用し、60種類程のパンが並ぶ。

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いつも行列風景をみかけるわずか6坪の人気ベーカリー

上京区、鴨川から丸太町通りを西へ。2年前にオープンし、瞬く間に行列必至の人気ベーカリーへとなった『Bakery uki（ベーカリーウキ）』。この日たまたま店前を通りかかり、ラッキーにも行列短めだったので久々にやってきました。

外観からもわかるとおり、とてもシンプルな造りのパン屋さん。一軒家リノベーションで、わずか6坪のミニマム店舗。売り場は3人ほどお客が入ればいっぱいになってしまうスペースなので、このコロナ禍においては入店制限もあります。

エントランスはシンプルな引き戸になっていて、スペース有効活用。売り場スペースも畳2畳分ぐらいですかね。壁に造り棚を設け、コンパクト陳列。調理場はこの壁の後ろにあり見えませんが、レジ前から少し内部の様子が確認できる構造。

昼過ぎともなると、陳列されてるパンの種類も一変。以前来た時は、スイーツ系やおかず系などありましたが、この時は比較的シンプルなバゲットや食パンなどが中心。ま、そんなシンプルなパンを求めてやってきたので無問題でしたが。

クロワッサンはこんな白い紙袋に個包装されていました。以前とは陳列スタイルもちがうのかもしれません。

レジ横にすでに品切れになった商品札が壁に待機。30種類くらいありますかね。お店では60種類ぐらいパンを提供されてるようで、この狭小店舗でそれだけ提供するということは、一気に全種類並べるのではなく、時間帯によって焼き上げるパンの住み分けをされてる、ということなんでしょうね。この日の午後からはシンプルなテーブルパン中心ということで。

で、今回はこの3種類を購入。
クロワッサン260円、カントリーブレッド440円、αバゲット291円。なんというか、見ただけで美味しいとわかる焼き色。そして香り。個人的に焼き強めのうっすらビター感が好きなので（笑）コーヒーの強め焙煎に通ずるような。

まずはαバゲット。何種類かバゲットあるんでしょうね。『α（アルファ）』はお店の方がわかりやすいよう識別された名称なんだと思いますが、薄い皮と中の適度に潤った生地がその特徴。

クロワッサン。以前と製法を変えられたんですかね。ちょっと丸みを帯びたフォルム。生地の繊細さはこの層の様子からもわかりますが、程よく香るバターは健在。けっこう大きめのボリュームあるサイズになってました。

カントリーブレッド。ルヴァン種（発酵種）を使った酸味のあるパンで、アメリカ産オーガニック小麦、フランス＆国産石臼引き小麦の3種ブレンドで焼き上げられています。コクとほのかな酸味、そして小麦の香り。粉と水だけで作る自家製天然酵母、ルヴァン種のパンが個人的に好みで、噛みしめるごとにその味わいの深みにハマっていくというか（笑）

翌日、少し炙る程度に直火で焼き、朝食にいただきました。

外側サクッと中はソフトです。以前もそんな印象でしたね（笑）ちょうどいいバランスの良さ。この大きさから、中の生地の味わいがより感じられるというか。

さらにカントリーブレッド。外側の皮の程よいハードさ。そして酵母らしいコクと深み。石臼引き小麦の滋味深い味わいと風味が香り立ち、乳酸菌のほのかな酸味がまたクセになるというか。

いちごシーズン時に仕込んだ自家製ジャムとバターを乗せて。これだけあればおかず要らないくらいの、いろんな味を感じる豊かさ。

自分の好みのパンは午後からの品出し中心で、比較的行列が少ない時間帯であることがわかり、またデイリーで買いに来たいな、と（笑）狭小スペースの調理場で、どんな秘策があってこの美味しさにたどりつくのか。ミステリアスな魅力もまた、お客が行列をつくる所以かもしれませんね（笑）

ヨ～イヤサ～♪