2020年秋到来!今しか食べられない秋限定「京都の栗スイーツ」厳選8店

9月に入っても残暑の厳しさが体にこたえましたが、ようやく涼しい風を感じられるようになってきました。秋といえば栗。そこで、秋にしか食べられない「栗」スイーツのお店を8店舗まとめてご紹介します!(2020年9月15日更新)

目次

<和菓子>9月下旬~11月下旬限定の栗餅…『出町ふたば』

朝8時半。活気あふれる出町商店街もまだひっそりしている時間帯に、行列ができる『出町ふたば』。「名代豆餅」があまりにも有名で、ほかのお菓子は食べたことがない、という人もいらっしゃるのでは?

「豆餅」が美味しいことは、十分わかっているのですが、新栗が出回る季節は、この時季にしか食べられない「栗餅」が必食。余計な加糖はせず、ただ蒸しただけの大粒丹波栗と餡との甘みのバランスが絶妙。これを食べずに秋を終えるなんて勿体なさすぎます。

秋には「栗入り黒糖水無月」、「いもあんのおはぎ」、「栗入り赤飯」などの商品も並びますよ。いつもとは違う一品を試してみませんか?

店名:出町ふたば
住所:京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
参考記事1:https://kyotopi.jp/articles/xLle9
参考記事2:https://kyotopi.jp/articles/GYoul

<甘味処>10月中旬〜11月30日限定の栗あんみつ…『虎屋菓寮 京都一条店 』

創業はなんと室町時代後期。御所のちょうど向かいに店を構える和菓子屋「とらや」。都が京都から東京に移り、宮中の御用勤めのため東京にも進出しましたが、発祥の地は、ここ京都。

そんな一条にある「とらや」店舗の西側にある喫茶が『虎屋菓寮 京都一条店 』です。

秋限定のメニューは、「栗あんみつ」。真ん中には、今年採れたばかりの和栗を使った栗餡。その隣には蜜漬けの栗。まわりには栗水羊羹や求肥、黒豆、えんどう豆、黒琥珀など豊かなトッピングが楽しい至極の一品です。蜜を「白蜜」と「和三盆糖蜜」から選べるのもいいですね。

時間がゆったりと流れているような気分にさせてくれる広々としていて、落ち着く和空間。庭に向かってテラス席も用意されています。秋晴れの日のテラス席はとても気持ち良さそうです。

店名:虎屋菓寮 京都一条店
住所:京都市上京区一条通烏丸西入
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/Walf6

<和菓子>9月1日〜栗がなくなるまで「渋栗むし」&「栗むし」…『仙太郎』

東京、名古屋、大阪、神戸でも取り扱いのある仙太郎。こちらは、山科商店街にある路面店です。

こしあんと白あんを混ぜ合わせた土台の上に、渋皮付きの栗煮がぎっしりと乗った、秋を感じられる一品。この栗の美味いこと美味いこと。1年のうちに27日間ほどしか登場しない「渋栗むし」。季節の移ろいを逃さないように味わいたいですね。※2020年9月15日現在、JR伊勢丹店で販売中でした!買いましたー。

この「渋栗むし」が終わる頃、渋皮のとれた「栗むし」が登場します。季節感を大切にする和菓子の世界。『仙太郎』では、栗むし以外にも中秋の名月にちなんだ和菓子がたくさん並びます。味覚の秋を楽しんで。

店名:仙太郎 山科店
住所:京都市山科区竹鼻竹ノ街道町60-1
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/rxCKn

<和菓子>9月上旬から11月中旬限定の「栗赤飯」…『鳴海餅 本店』

創業170年、お餅とお赤飯で有名な『鳴海餅』。ここ堀川下立売の店舗が本店になります。

丹波の新栗が出揃う時季限定で販売される「栗赤飯」。お土産やお持ち帰りにもできますが、イートインでもいただけます。イートインだと、赤だし、奈良漬、ゴマ塩、そしてお茶が添えられているのも嬉しい。これで500円(税抜き)というお値段設定がさらに嬉しい「栗赤飯セット」。小腹が空いたときにもぴったりですよ!

店内には、栗蒸羊羹、栗餅、芋の蒸し羊羹などの秋の和菓子も並びます。

店名:鳴海餅本店
住所:京都市上京区西橋詰町283
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/BHfHK

<和菓子>9月中旬〜12月1週目頃まで限定の「栗おはぎ」…『京都くりや』

安政2年(1855)創業の京都府園部町の老舗京菓子店「くりや」。丸太町にある『京都くりや』は本店から大正年間に暖簾わけした分家です。

丹波に新栗が出始めると店頭に並び出す「名物 栗おはぎ」。出待ちしている常連さんや地元客も多く、並ぶそばから売れていきます。通常のおはぎの小豆の部分がすべて栗。渋皮ごとつぶした栗あんの、自然な風味を活かしたおはぎは飽きのこない美味しさです。

ちなみに「山利商店」(京都の白味噌の老舗)のおかみさんもこちらの栗おはぎのファンだそう。9月中旬からの期間限定販売なので、まさに今です!

店名:京都くりや
住所:京都市中京区丸太町通油小路西入大文字町42
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/zIANq

<和菓子>栗の入荷時期のみ「栗どらやき」…『亥ノメ』

2018年9月、北野天満宮の近くにオープンした『どらやき 亥ノメ』。焼きたてのどらやきがイートインで食べられたり、「レモンのどらやき」や「オレンジのどらやき」などの季節のどらやきがオシャレでおいしいと評判のお店。

もちろん、秋には「栗どらやき」が登場します。期間中いつでも手に入るわけではなく、本当に栗があるときだけ!2019年の栗どらやきは、モンブランや栗きんとんのように栗を餡にしたもの。一度販売ストップになっていましたが、10月上旬から再登場する予定です。

イートインでは、抹茶、コーヒーのほかに有機栽培の紅茶、煎茶などが選べます。飲み物の種類によって合わされる器もキュート。北野天満宮散策中の休憩や京都でしか手に入らない京都みやげを買うのにもオススメです。

店名:どらやき 亥ノメ
住所:京都市上京区紙屋川町1038-22
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/eJWHp

<甘味処>11月1日〜2月28日限定の『栗ぜんざい』…永楽屋喫茶室

四条河原町の交差点のど真ん中、超好立地で70年以上営業を続ける老舗和菓子店「永楽屋」。1階は和菓子やつくだ煮の販売、2階が喫茶室となっています。

気になる「栗ぜんざい」。小豆のぜんざいに栗が入っているわけではありません。通常のぜんざいの小豆の部分がとろっとろの栗。栗本来の甘さなので、これだけしっかり入っていてもしつこくありません。中には大きな白玉が!白玉をひらくと大粒の栗がまるまる1粒。栗好きにはたまらない1品です。9月1日〜12月31日は、和栗を使った「和の芋栗パフェ」もラインナップ。こちらもオススメです。

2014年に改装された店舗。繁華街の中心地にあることを忘れるほどゆったりした空間で、落ち着いて休憩できる喫茶室です。

店名:永楽屋喫茶室
住所:京都市中京区河原町通四条上る東側
参考記事1:https://kyotopi.jp/articles/hduJB
参考記事2:https://kyotopi.jp/articles/kYf91

<甘味処>9月中旬〜11月下旬限定の「黒みつこいしパフェ」…『祇園小石』

四条通り沿い八阪神社にほど近い、祇園のど真ん中にある茶寮『祇園小石』。伝承技法で作られる京飴で有名なお店です。

秋限定の「黒みつこいしパフェ」。
名前は「黒みつこいし」ですが、栗のクリームや栗のアイス、渋皮煮など栗もたっぷり。時季を同じくして、グラスのてっぺんから底まで栗づくしの「秋こいしパフェ」も並びますが、飴屋さんならではの秘伝の黒糖みつの味を堪能するならば「黒みつこいしパフェ」もオススメです。

一階と二階ツーフロアに設けられたカフェスペースは木の質感に温かみが感じられます。
席数は少ないですが、席間も広く、落ち着いた雰囲気で喫茶時間を過ごせますよ。

店名:家傳京飴 祇園小石 祇園本店
住所:京都市東山区祇園町北側 286-2
参考記事:https://kyotopi.jp/articles/HWw5x
いかがでしたか?ぼぉ〜っとしているといつの間にか販売が終了している秋限定商品。お目当ての“栗”を目指して、急いでお出かけしませんか?