東海道53次の終着点三条大橋を起点に三条通を西へ
橋の途中にある擬宝珠。ここに刀傷があります。
幕末、、三条木屋町の旅籠・池田屋に潜伏していた長州藩・土佐藩などの尊王攘夷派志士を、京都守護職配下の治安維持組織である新選組が襲撃した『池田屋事件』。その時についた刀傷と言われています。
幕末、、三条木屋町の旅籠・池田屋に潜伏していた長州藩・土佐藩などの尊王攘夷派志士を、京都守護職配下の治安維持組織である新選組が襲撃した『池田屋事件』。その時についた刀傷と言われています。
橋の西詰には、江戸時代に出版された『東海道中膝栗毛』の主役、弥次郎兵衛と喜多八の像も。
そこからさらに木屋町、高瀬川沿い。日本建築界の巨匠・安藤忠雄氏が手掛けがことで知られる商業施設『TIME’S(タイムズ)』。現在ではテナント店がなくなったためか、立ち入りできないよう白いフェンスが張られています。今後の行方が気になります。
そして、その向かいには池田屋事件の旅籠があった場所。現在では同じ『池田屋』を店名に使った居酒屋があります。
アーケード付商店街『三条名店街』。新旧まじり商店が軒を連ね、地元民はもとより観光客や修学旅行生も利用する商店街。
アーケードではすでに祇園祭の提灯が飾られています。そしてBGMもこの時期祇園囃子が流れています。
商店街には紹介しきれないほどの有名店ぞろいなんですが、中でもこちらは創業1930年を誇る地元民憩いの喫茶店『リプトン三条本店』。紅茶専門店としてスタートし、スイーツや洋食メニューも充実するお店。
その隣には、リプトンと同系列の地元では人気のとんかつチェーン店『かつくら』の本店。ご飯、キャベツ、味噌汁、お漬物のおかわり自由で、美味しいとんかつとともにお腹いっぱいになれるメニュー構成が人気。市内には支店がいくつもあります。
三条堺町通角にある、創業明治の4代続く老舗蕎麦屋『大鶴』。普段使いに最適な人気店で、蕎麦以外にうどんや丼など一式そろう大衆食堂的お店。
三条高倉通角にある、この界隈のランドマーク施設『京都文化博物館』。明治時代に建てられたレンガ造りの歴史的建造物で、旧日本銀行京都支店だった建物。国の重要文化財にも指定。
オフィス街、烏丸通を横切り、さらに三条通を西へ。
堀川通を越えると、100年以上の歴史を誇る、京都最大のアーケード商店街『三条会商店街』。
こちらでも祇園祭の提灯が飾られています。
途中、八坂神社境外末社『又旅社(御供社)』。祇園祭発祥のお社といわれ、祇園祭の還幸祭では、三基の御神輿を今も又旅社に奉安し神饌を御供えします。
そして、商店街からも見える位置にある銭湯『トロン温泉稲荷』。天然トロン温泉やサウナも完備し、日曜日には朝風呂営業も。
商店街西端の三条千本通角にある、絶大な人気の精肉店『ミートショップヒロ』と直営焼肉店『京の焼肉処弘』。しばらく来ない間に、店舗リニューアルされています。日常のお肉やフライ、お弁当はもとより、和牛一頭買いの強みを活かした希少部位の焼肉も各種あり、人気。
まとめ
いかがでしたか?今回は三条通前編として、名所や有名店、グルメなどをご紹介。かなり抜粋して紹介しましたが、他にも数えきれないほどの名店がそろう三条通。次回はその後編をご紹介する予定です。乞うご期待!
歌川広重の『東海道五十三次』の絵のモチーフにもなった橋。東海道五十三次では西の起点となる橋でもあり。
今回はここを起点に三条通をひたすら西へ。意外と知らない人も多いかと思いますが、三条通は最終的に嵐山・渡月橋まで続きます。今回はその前半部分の名所やグルメをご紹介。