豊臣秀吉によって整備された五条と伏見を結ぶ『伏見街道』
京都の古い街道を歩き、その今昔ぶりをたどるシリーズ。今回は豊臣秀吉時代にさかのぼり整備されたと言われる五条と伏見を結ぶ『伏見街道』。街道周辺には京都を代表する観光名所も連なり、西国大名の参勤交代に活用されていた街道。今回は約7㎞の道のりのうち、前編・御香宮から伏見稲荷、東福寺まで。
厳密なスタート地点はさらに南方のようですが、今回は伏見のランドマークでもある御香宮神社からスタート。御香宮神社は酒処、名水処の伏見を象徴する神社でもあり。
その御香宮神社の東塀沿い、国道24号線。ここを北上。京都から奈良、和歌山まで続く一般国道。
すると、途中高架上を走る国道脇に道があり『大和街道』と表示されています。
このように、高架をくぐる道。
『伏見街道』を歩いているのに『大和街道』とはどういうこと?てなるわけですが。
伏見街道からさらに南下すると大和(奈良)にたどり着く街道ということで、別名『奈良街道』とも言われ、その一部にあるのが伏見街道。
ちなみに、通称・奈良街道と呼ばれる道は他にもあり、ざっくり奈良方面に向かう道、と覚えておけば間違いないです(笑)
『伏見街道』を歩いているのに『大和街道』とはどういうこと?てなるわけですが。
伏見街道からさらに南下すると大和(奈良)にたどり着く街道ということで、別名『奈良街道』とも言われ、その一部にあるのが伏見街道。
ちなみに、通称・奈良街道と呼ばれる道は他にもあり、ざっくり奈良方面に向かう道、と覚えておけば間違いないです(笑)
高架をくぐると、住宅街を走る道。しばらくここを上がっていきます。
墨染の交差点にたどり着き、標識の一番下、小さく大和街道と表示されています。
さらに上がると、藤森神社の鳥居が道沿いにあります。馬の社として知られ、必勝祈願に競馬ジョッキー、競馬ファンも参拝必須の神社として有名。現在、紫陽花祭が開催され、あじさいの名所としても知られる神社。
さらに上がると、深草商店街。昭和風情残る商店街でもあります。
深草商店街にはグルメスポットも目白押し。こちら、懐かしい食堂風情が人気の力餅食堂。
おいもやさん、いものはやしも。
さらに、名神高速の高架をくぐります。
このあたりは『本町通』と呼ばれ、東山区本町へと続く道。ちょっと通り名がいろいろあってややこしくなってきましたが、ミクロ呼称の『本町通』とマクロ呼称の『伏見街道』ということでしょうかね。
カトリック系、私立学校の聖母女学院。校舎本館は旧日本軍・司令部庁舎の建物を継承。国登録文化財(有形文化財建造物)に指定。
さらに先へ。こんにゃくの老舗矢野食品も。
さらに上がり、JR奈良線を横切ります。
稲荷駅前。そして、旧国鉄最古と言われる建物・ランプ小屋。
言わずと知れた京都随一の観光スポット・伏見稲荷大社。
奈良時代711年、稲荷大神が稲荷山に鎮座されたことから始まり、それから1300年あまり稲荷信仰が続き、全国に約3万社ある稲荷神社の総本社。千本鳥居でおなじみ。
奈良時代711年、稲荷大神が稲荷山に鎮座されたことから始まり、それから1300年あまり稲荷信仰が続き、全国に約3万社ある稲荷神社の総本社。千本鳥居でおなじみ。
伏見人形の老舗『丹嘉』。
初詣の帰りに伏見人形の大黒天を買い、おくどさんに飾る習わしから、今でも古い京町家の台所で段々に大きくなる大黒さんの伏見人形が見られたり。あと、うちの家でも新年の干支の置物は伏見人形ですね。
初詣の帰りに伏見人形の大黒天を買い、おくどさんに飾る習わしから、今でも古い京町家の台所で段々に大きくなる大黒さんの伏見人形が見られたり。あと、うちの家でも新年の干支の置物は伏見人形ですね。
今の時期なら青もみじの名所として知られる東福寺。この寺門を上がった場所にあります。現在ライトアップ実施中。
さらに、後編へと続きます!乞うご期待!!
さらに、後編へと続きます!乞うご期待!!