あの世とこの世を結ぶ魔界スポットにある『轆轤町』
東山区、東大路松原西へ。
夏の六道まつりで有名な六道珍皇寺があったり。
その寺門前には石碑があり、「六道の辻」と書かれています。かつて、平安京の葬送地であった鳥部野(鳥辺野)の入口にあたり、現世と他界の分岐点にあたる場所。なので、魔界スポットとも呼ばれていたり。六道珍皇寺の境内には閻魔大王も祀られています。
さらに松原通りを西へ行くと、怪談にも登場する創業450年の日本最古の飴屋「みなとや幽霊子育飴本舗」があります。幽霊が夜な夜なここの飴を買いに来たと伝えられ、そこから命名された飴。
魔界エリアということで、不思議な伝説がいくつかある場所。
魔界エリアということで、不思議な伝説がいくつかある場所。
そこから少し南へ下ると、毎年8月8~10日にお精霊さんを供養する万燈会が執り行われることでも有名な六波羅蜜寺があります。京都夏の風物詩としても知られる行事。他、よく当たるおみくじがあることでもおなじみ。
そんなあの世とこの世を結ぶ、このエリアの町名。よく京都を代表する難読地名として登場します。『轆轤町(ろくろちょう)』。難読でもありますが、難書漢字でもあり。
これだけ拡大されていたら、漢字の構造がよくわかります(笑)
『ろくろ』というと、陶芸に使う、あのぐるぐる回るろくろを思い出し、すぐ近くには清水焼エリアもあり、その関連でついた地名か?と一瞬思うのですが。
これには、この魔界エリアならではの由来があります。
かつて、この辺りは葬送地であり、数多くの人骨が転がっていたと言われています。そのため、当時は『髑髏(どくろ)町』という地名でしたが、不吉な地名であることから、江戸時代には現在の『轆轤(ろくろ)町』に改名され、現在に至ります。
今ではそんな雰囲気は微塵もなく、まるでおとぎ話のようでもありますが、地名がこのエリア独特の歴史を物語っていますね。
『ろくろ』というと、陶芸に使う、あのぐるぐる回るろくろを思い出し、すぐ近くには清水焼エリアもあり、その関連でついた地名か?と一瞬思うのですが。
これには、この魔界エリアならではの由来があります。
かつて、この辺りは葬送地であり、数多くの人骨が転がっていたと言われています。そのため、当時は『髑髏(どくろ)町』という地名でしたが、不吉な地名であることから、江戸時代には現在の『轆轤(ろくろ)町』に改名され、現在に至ります。
今ではそんな雰囲気は微塵もなく、まるでおとぎ話のようでもありますが、地名がこのエリア独特の歴史を物語っていますね。
轆轤町 へのツイート
轆轤町(旧名:髑髏町)
— ㋐ⅤeЯSkⅢ (@OverskillDJ) December 15, 2019
京都からあの世に日帰り出来るの知らなかった pic.twitter.com/F25qYxdfcz