【京都和菓子めぐり】『マツコの知らない世界』でも大絶賛！口溶け最高の絶品おはぎを自宅で「祇園白」

東山区祇園。四条大和大路下り、東側細い路地にあるこちらのお店。一見普通のお宅のようにも見えますが。

以前、テレビ番組『マツコの知らない世界』のおはぎ特集で紹介されたお店。一度放映直後来た時にはかなりの盛況ぶりであきらめ、また落ち着いたら来ようと退散。で、現在新型コロナウイルスの影響で、どのお店も比較的空いているだろうと、この日電話であらかじめ予約してやってきました。

エントランス。シンプルに店名『白』と書かれています。

ガラスの引き戸になっていて、店内。

店内はシンプルな天然素材の建材と使った内装で、とても落ち着く空間。

商品ディスプレイも自然光を利用した、視覚的にも優しい風合い。

で、こんな祇園でこの完成度の設え。只者の和菓子店ではないはず、と思い店員さんに聞いてみると、有名料亭・高台寺和久傳プロデュースということで、妙に納得（笑）

で、和久傳というと、れんこん菓子『西湖』をすぐ思い浮かべてしまうのですが、西湖は紫野和久傳の銘菓。そして、こちらは高台寺和久傳。それぞれ独自でブランド展開されてるみたいです。

季節のお花も飾られています。

中央にはこんなカウンターがあり、来店した客にお茶を提供するスペースがあります。

お店の方が、火鉢で沸かしたお湯でお茶を淹れてくださいます。

日本茶かと思ったら、意外なことにジャスミンティー。

さらに、お茶請けとして、お店でも販売されている真朱（しんしゅ）というお菓子。やわらかく干した赤茄子にチョコレートをコーティング。ねっとりとした歯触りの甘み凝縮した赤茄子に意外な組み合わせのチョコ味。そして、ジャスミンティーをすする、というなんとも不思議な組み合わせ。

そして、こちらがテイクアウトで持ち帰ったおはぎ。6個入で1500円(税抜)。

中には、こんな手書きプリントの素朴な風合いのリーフレット。小豆とたっぷりの和三盆糖とともにゆっくりことこと炊いた、とのこと。

竹の皮で編まれた容器のふたを開けると、油紙を下敷きにおはぎが並び、さらに透明シート。

シートを取ると、若干小ぶりながら、艶やかなおはぎが登場。つぶあんタイプ。

わりと見た目にもしっとりウエットな雰囲気。

で、こんなふうに小皿に盛ってみました。盛る時に、あまりの柔らかさで崩れそうになりましたが（汗）

切ってみます。中の餅部分は半殺し状態。加水率高めで、トロトロもちもち。で、実食。餅もあんこもとても柔らかく、その口溶けの良さが印象的。さらに和三盆の上品な甘さと隠し味の塩でさらにコクと旨味の余韻。これは、料亭仕込みの本気のヤツです（笑）おはぎという庶民的な体でありながら、味は後を引く中毒性ある美味しさ。簡単に一箱ペロリと完食できそうなくらい。

おもたせとしても、間違いなく喜ばれる逸品。デイリー使いにはもったいないので、自分にとってはご褒美スイーツとしてまた食べたい、そんなおはぎでした。

ヨ～イヤサ～♪