2023年11月9日 更新

【新店】大人向け高級洋食店が烏丸にオープン!人気イタリアンの2号店「洋食堂 のろ」

烏丸エリアにオープンした人気店「リストランテ野呂」の姉妹店「洋食堂 のろ」でディナーなり。

人気イタリアンの姉妹店がオープン

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2日ほど前予約で席を押さえておいた洋食屋さんに向かう18:00。地下鉄四条駅、烏丸御池駅のどちらからも同じほどの位置。
新町六角、こういう周りの雰囲気に溶け込んでいる感じの一軒。お店の名前は「洋食堂 のろ」、京都市内で食べ歩いている人なら、二条にあるイタリアン手法を使う美味しいもの屋さん的な人気店「リストランテ野呂」の2号店、という噂はもう聞きつけておられるでしょうな。9月にオープンしたばかりで、我々もそろそろ覗きにいこうよ!ということに。
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京都のこういうお店の定番で、奥に向かって細長い鰻の寝床構造なお店。が、品が良い大人向けの内装ですな。奥側に奥に向かいって長ーいL字型のカウンター席が10席ほどあり・・・
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入り口側に2人テーブルが3つ。がっちり系なシェフとお若いしゅっとしたスーシェフのお二人で回しておられました。我々が今日一組目のゲスト、19:00ごろにカップル2組が入場、という状況。まだまだ、穴場感アリ。
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とりあえず瓶ビールをお願いし、今日はどんな感じで攻めようかなあ!とメニューを確認。お店に来る前のいつもの活動で、Googleマップを確認してメニューを予めざっと眺めておくのですが、開店当初は、本店と同じく表示されていなかったお料理の価格表示を始められた模様。
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これは賢明な変更だなあ!と思いつつ、こちらが2枚目。種類はそんなに多くは無いのですが、ソソられるメニューに目移りするわけで。更に・・・
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で、先の2枚はレギュラーメニューのようで、もう1枚、頻繁に変わりそうなのがありました。本日の魚は何ですか?と確認すると、淡路の鯛、それに国東鰆(くにさきサワラ)がありますよ~とのこと。それは魚も頂きたいねということで、魚とハンバーグを軸に、後は前菜色々!ということにするのだ。
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で、瓶ビールで喉を潤しつつ、お料理をワクワクと待つわけで。
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まずは、「鶏白肝のレバーパテ 無花果と日本酒のコンフィ」¥1400なり。鶏白肝で作ったバター、のようなパンに絶妙に合う一品なのですが、そこに無花果のコンフィチュールが合わさると激ウマいのですな。
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クープしっかりの軽やか系バゲットは三条商店街から北野白梅町に移転した「ベーカリー バタバタ」謹製。お替りOK!&パンに合う料理が多いので、当然、2切れ程追加することに。
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二品目。「昆布締め淡路鯛のカルパッチョ タプナードソース」¥1780なり。しっかり目に塩が乗り、締まった食感の鯛。昆布の旨味も十分乗っている、このまま出せば和食店でもイケそうな!という感じなのですが、それにアンチョビにきざんだ黒オリーブ、生トマトをオリーブオイルで合わせた「タプナードソース」を合わせるのがイタリアン風。こりゃ、美味しいや!と言うことに。

で、前菜類の盛りは思ったより控えめなことが判明。この後に、魚が出てくるので、まだ食べられそうだよね!と魚の後にもう一品前菜系を追加で入れてもらうことに。
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泡グラスが¥900、赤白グラスが4種類スタンバっていて¥800、¥1100という価格ライン。ボトルのリストを見せて頂くと¥6000からという設定で、それならボトルで貰う方がいいんじゃないの?ということで、こちらを。ニュージーランドの白で「Haha Haha Hawke's Bay Pinot Gris」なり。ピノグリ100%でジューシー且つ程良いコク。¥6000はチョイお高いんじゃないの?とは思うのですが、お味は好きな部類でニッコリでした。
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で、魚の皿。「国東鰆のソテー 柚子味噌薫るヴァンブランソース モリカータ」¥1880なのですが、通常1人前は120gというお話なので大きめにしてください!とお願いし、超超超大正解。200g近いサイズではないかと思うのですが、確かに、この季節の国東鰆は、しっかり脂が乗って肉厚しっとり!で美味しいのだ。
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魚の下から出てきた、火の入ったスッパ甘いプチトマトが実はメインのソース役。それを引き立てる「モリカータ」は、イタリアはシチリアの手法で、パン粉を更によく炒って香ばしい風味付けに。白ワインソースは軽やか且つほんのり柚子の香りという味変アイテムという位置付け。文句無し、本日一。
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が、次の追加でお願いした前菜も非常に美味しかった僅差で本日二、の皿。「黒バイ貝とイタヤ貝 ブルギニヨンバターソテー」¥2070なり。
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京都の洋食店では採用されているお店が多いのですが、カトラリーにお箸が出てくるのでお箸で気兼ねなく頂けるのも、このお店の美点ですな。さっと火を入れた半レアな貝。いやー、香ばしいガーリックバターの旨味が全面に。貝好きなら無条件で好きでしょう!という。(おもわず、バゲットを更に追加・・・汗)

で、メインはこちらをチョイス。これまた間違いのない一品。
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〆は、ハンバーグ好きの相方が見逃すはずがない「洋食堂のろの煮込みハンバーグ ポーチドエッグ添え」¥3000なり。ハンバーグとしては超いいお値段なのですが、これまた旨そう! お肉は180g。注文を受けてから捏ねるので、2皿に分けて90gづつでも可能!なようですが、我々はやっぱり、ババーンと大きいのが見たいので。
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割ってみましたの図。いやー、たまりませんな。デミグラスソースは大人向けのビターな味わい。が、濃すぎない程よい味付けなので、玉子と合わせると食べやすいのだ。お肉はしっとり柔らかめに調整してある感じで、すんなりと胃に収まり、これなら〆の一品もお願いできるかも?と、〆を追加注文することに。これが本日同率二位!の好き度でした。
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注文した〆麺類。「ラクサ 海老のペーストと香辛料 ココナッツミルク」¥1050なり。イタリアンをベースにした洋食屋がシンガポールで食べられる、ココナツミルクが利いた海老カレーヌードル、ラクサを出すなんて!という。更に、ちゃんと2人用に小分けで出してくれる気の回し様。
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麺は製麺所でこのラクサ用に打ってもらっているそうです。担々麺に合わせそうなホロホロした食感で、腰のある細い縮れ麺ですが、この濃厚な海老カレースープと絶妙に合うわけで。シェフに「これを出すラーメン屋があったら通いたいです~!」と思わずお声掛けしたくなる好き度。(とはいえ、子供は食べられないレベルの辛さかな)

最後まで大満足! 流石に甘いものはいいか?!ということでチェックをお願いしたら、まだ入店1時間20分!というテンポの良さ。以上で〆て、瓶ビール1の白ボトル1の赤グラス1(写真、すっかり失念・・¥800のほうを)とそこそこ呑み量で¥19000チョイ、というお支払い。いやはやイイ感じでお腹パンパンなり。

この数年で京都市内で大人向け高級洋食店が数店増殖し、どのお店もそれなりに人気だと思うのですが、同じようなスタイルでやられているお店は、皆さん、柳馬場押小路上ルの某店を相当意識されているような感じ。

我々的には、高級食材に拘った日本全域狙いのお店より、ラクサのようなオリジナリティがあるメニューを置いている、気軽に来れるお店がありがたいのですが、今後どういう方向性で進められるんでしょうかね。メニューがチョイ少な目のが気になるのですが、どんどん進化しそうな予感。また、時間をチョイ空けてやってくると思います。御馳走様でした~。

店舗情報

店名:洋食堂 のろ
住所:京都市中京区玉蔵町115-1 WAKOビル 1F
営業時間:11:30~14:00 / 18:00~22:00
定休日:月曜日+月1回火休
TEL:075-746-6900
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スイカ小太郎。 スイカ小太郎。