水路閣からさらに奥の紅葉穴場スポット
その三門南側にある天授庵。白壁沿いからも紅葉の様子がうかがい知れるわけですが、こちらは境内の中でも色づくスピードが早め。この時でもすでに最高潮とも言えるような光景。
歌舞伎狂言「桜門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が満開の桜を眺めながらの放った一言「絶景かな絶景かな~」で知られる三門を背景に、参道を彩るもみじは結構赤々と色づき、もはやそこそこ見ごたえあり。
毎年この時期南禅寺に来ていますが、昨年のこの時期に比べると、若干紅葉スピード遅いですかね。まあ昨年が例年より早かったこともありますが。
毎年この時期南禅寺に来ていますが、昨年のこの時期に比べると、若干紅葉スピード遅いですかね。まあ昨年が例年より早かったこともありますが。
そこから水路閣へ。
南禅寺境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋で明治時代に完成。レンガ造りの景観と南禅寺の歴史ある木造建築が混在し、不思議な景観をつくる場所でもあり。
最近ではインスタ映えする建造物として人気の水路閣。この時もすでに撮影する方多数でした。あと、最近では動画をずっと回しながら参道を歩く人もいるんですね。
こちらの周りは日当たりがそれほどいい場所ではないので、例年紅葉遅め。うっすら黄色がかってきた程度。
南禅寺境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋で明治時代に完成。レンガ造りの景観と南禅寺の歴史ある木造建築が混在し、不思議な景観をつくる場所でもあり。
最近ではインスタ映えする建造物として人気の水路閣。この時もすでに撮影する方多数でした。あと、最近では動画をずっと回しながら参道を歩く人もいるんですね。
こちらの周りは日当たりがそれほどいい場所ではないので、例年紅葉遅め。うっすら黄色がかってきた程度。
その水路閣のアーチをくぐり、水路沿いを東へ進むとお寺があります。ひっそりとした雰囲気。時折、水路閣の水流の音と野鳥の鳴き声が聞こえる、閑静な場所。
南禅寺塔頭・最勝院高徳庵。この時、朝ということもありほとんど参拝客はいない貸し切りの状態。
創建、変遷の詳細は定かではありませんが、鎌倉時代、天台密教の駒道智大僧正がこの地に隠棲したことが始まり。このあたり一帯は「神仙佳境」と呼ばれ、駒道智大僧正の霊地として知られていました。
南禅寺塔頭・最勝院高徳庵。この時、朝ということもありほとんど参拝客はいない貸し切りの状態。
創建、変遷の詳細は定かではありませんが、鎌倉時代、天台密教の駒道智大僧正がこの地に隠棲したことが始まり。このあたり一帯は「神仙佳境」と呼ばれ、駒道智大僧正の霊地として知られていました。
この掃き清められた参道と、それを彩る紅葉の風景にとても心洗われます。
駒道智大僧正は摂政関白九条道家の子に生まれ、幼くして比叡山で仏道修行の道に入り、天台密教を極めた人物。鎌倉時代末期にこの下に離宮を構えた亀山天皇は僧正を土地の鎮守として祀り、後に南禅寺として創建。明治時代末期まで、最勝院は現在の南禅寺社務所の場所にありましたが、大正時代この地に移り今に至ります。
境内をうかがうと、この端正に手入れされ、頭上横這いに植えられた松の木が目につきます。
百日紅(さるすべり)の木の股に松の種が落ちて成長した『縁結びの松』。ちょっと神々しいような風情の立体美で、百日紅は約300年、松は約100年の樹齢を誇り、縁起物とも言えます。
本堂には駒道智大僧正が祀られ、福徳円満大黒天と払災殖福不動尊も安置。
境内の鄙びた雰囲気が、白壁や手水舎周りの石造から感じられます。すでに花の時期は過ぎてしまった萩も紅葉し、この小さな黄色い葉が花と同様に可憐な印象を与えています。
こちらは赤く色づく前のセンリョウの実ですかね。一様に黄色く色づいています。
マンリョウのほうが色づく進行早いんですね。すでに赤々と。
そんな秋の色づきのわずかな違いも楽しめる、とても静かで穴場的なお寺。御朱印の授与もされてるようで、また別の機会にいただきに参りたいと思います。
そんな秋の色づきのわずかな違いも楽しめる、とても静かで穴場的なお寺。御朱印の授与もされてるようで、また別の機会にいただきに参りたいと思います。
詳細情報
名称:最勝院
場所:京都市左京区南禅寺福地町86−2
電話番号:075-771-1891
拝観料:無料
場所:京都市左京区南禅寺福地町86−2
電話番号:075-771-1891
拝観料:無料
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