発酵食品界の聖地
山間にある、ひっそりと静かな佇まい。ちょっと鄙びた加減がなんともいい風情。
こちら「常照皇寺」は南北朝時代に北朝初代の天皇となった光厳上皇により開山。歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの寺。
こちら「常照皇寺」は南北朝時代に北朝初代の天皇となった光厳上皇により開山。歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの寺。
府の史跡に指定されている境内には、国の天然記念物である「九重桜」をはじめ、御所から株分けしたといわれる「左近の桜」、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」など桜の名木があり、どちらかというと、春の桜の観光スポットとして有名みたいです。
紅葉もいい具合に。中を拝観してみました。
中はちょっと独特の建築様式。
そして、納豆発祥がここである有力説として寺所蔵の絵巻。
光厳上皇の生涯を描いた絵巻なんですが、その中で住職が納豆を振る舞う様子が描かれているという。
さらに、1056年の奥州攻めで、このあたりの農兵が援軍として出兵の際、納豆を持参したと伝えられ、その納豆こそこのあたりで有名な『山国納豆』であり、今も残っているという。
そして、納豆発祥がここである有力説として寺所蔵の絵巻。
光厳上皇の生涯を描いた絵巻なんですが、その中で住職が納豆を振る舞う様子が描かれているという。
さらに、1056年の奥州攻めで、このあたりの農兵が援軍として出兵の際、納豆を持参したと伝えられ、その納豆こそこのあたりで有名な『山国納豆』であり、今も残っているという。
国の天然記念物である「九重桜」。見事な枝ぶりから、桜の時期は見ごたえあるお庭だろうな、と。
回廊から眺める庭園も秋らしい彩りで素晴らしい。
開山堂。最近では珍しく撮影可能。羅漢像や菩薩像など見事。一見の価値ありです。桜よりむしろこっちが凄いと思います。桜見たことないですが(笑)
拝観後、寺の横にはこんな売店が。
さすが、納豆発祥のお寺。このあたりの郷土食である納豆餅、山国納豆を販売。
で、一つ買って食べてみました。納豆に使われている大豆自体、この辺りで栽培されたもので、それが何より美味しい!大豆自体のふくよかな旨味と柔らかさと粘り。納豆の香りよりも、この大豆本来の味の存在感が際立っていて、京都が納豆発祥地である!と誇れる美味しさ。
有意義な納豆聖地めぐりでした。
有意義な納豆聖地めぐりでした。
常照皇寺 への口コミ
【伝承】京都市北区の納豆メーカー森口加工食品は、京都市右京区に新工場を建設する。同社によると、京北地区にある常照皇寺で、南北朝時代の光厳法皇が納豆を食べ、村人に広まったという納豆発祥の伝説が伝わるというhttps://t.co/LDtS14s4BX
— 歴史ナビ (@rekinavi) 2017年2月25日
詳細情報
住所:京都市右京区京北井戸町丸山14−6
電話番号:075-853-0003
拝観時間:9時~16時
拝観料:志納(300円~500円)
電話番号:075-853-0003
拝観時間:9時~16時
拝観料:志納(300円~500円)
車で周山街道から京北町へ行き、さらに花背に抜けるコースの途中に立地。
以前納豆について調べている際、なななんと納豆発祥地がここ京都で、それにまつわるお寺が京北町にあること判明。発酵食品の王様・納豆の言わば聖地。これは京都発酵食品部としては必訪。