今シーズン初お目見え!雪化粧の南禅寺
龍淵閣や方丈周りの庭園もうっすら雪が。
今シーズンは全く積雪がないまま春を迎えるのか、とその暖冬ぶりを喜んでみたり寂しく思ったりでしたが、ようやく冬らしい景色に。暦の上では立春も過ぎましたが(笑)
今シーズンは全く積雪がないまま春を迎えるのか、とその暖冬ぶりを喜んでみたり寂しく思ったりでしたが、ようやく冬らしい景色に。暦の上では立春も過ぎましたが(笑)
座禅会終了後は境内を散策。本坊玄関前の石畳、うっすらと雪の縁取りが。
境内の中でも人気スポットの水路閣。
南禅寺境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋で明治時代に完成。レンガ造りの明治建築が南禅寺発祥の地・南禅院前にあり、和と洋が融合する不思議な景観でもあり。
その水路閣も一気に冬の景色に。ここだけ見ると、まるでヨーロッパの街にでもいるような錯覚すら覚えます。
南禅寺境内を通る琵琶湖疏水の分線の水路橋で明治時代に完成。レンガ造りの明治建築が南禅寺発祥の地・南禅院前にあり、和と洋が融合する不思議な景観でもあり。
その水路閣も一気に冬の景色に。ここだけ見ると、まるでヨーロッパの街にでもいるような錯覚すら覚えます。
法堂南側。
創建当時のものは、応仁、文明の乱で焼失。文明11年(1479)頃に復興され、慶長11年(1606)豊臣秀頼の寄進により大改築されるも、明治26年(1893)の火災で焼失。
現在の法堂は明治42年(1909)に再建されたもの。
創建当時のものは、応仁、文明の乱で焼失。文明11年(1479)頃に復興され、慶長11年(1606)豊臣秀頼の寄進により大改築されるも、明治26年(1893)の火災で焼失。
現在の法堂は明治42年(1909)に再建されたもの。
参道の葉のないカエデの枝も雪化粧。凛とした清々しさも感じられるほど。
南禅寺のシンボル的存在でもある三門。
歌舞伎狂言「桜門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が満開の桜を眺めながらの放った一言「絶景かな絶景かな~」はあまりにも有名。京都三大門の一つ。
歌舞伎狂言「桜門五三桐」で、大盗賊石川五右衛門が満開の桜を眺めながらの放った一言「絶景かな絶景かな~」はあまりにも有名。京都三大門の一つ。
ここ南禅寺や禅宗のお寺では「三門」と呼称され、「山門」と区別されます。
悟りの境地に至るには、空、無相、無作という三つの関門を通るということから、そう呼称されています。三門を額縁にした景色もまた水墨画のようでもあり。
悟りの境地に至るには、空、無相、無作という三つの関門を通るということから、そう呼称されています。三門を額縁にした景色もまた水墨画のようでもあり。
天授庵前の白壁に呼応するかのように、屋根瓦や木々も白に。
境内の山茶花も雪化粧。一期一会のいい画ですね。
少し足をのばし、蹴上インクライン上へ。
レールや枕木は雪で縁取られ、緩やかな下り勾配の先に街並みを覗かせています。
レールや枕木は雪で縁取られ、緩やかな下り勾配の先に街並みを覗かせています。
さらにその先には、五山送り火の一つ、船形が。
とくに積雪すると五山って目立ちますね。木々のない山肌の文字部分がとりわけ積もりやすいため、いつも以上に認識しやすいですね。
立春すぎて、ようやく冬らしい光景に出会えました。
とくに積雪すると五山って目立ちますね。木々のない山肌の文字部分がとりわけ積もりやすいため、いつも以上に認識しやすいですね。
立春すぎて、ようやく冬らしい光景に出会えました。
南禅寺 へのツイート
今朝の境内は雪景色。路面は暖かいため白くはなりませんでしたが、枝の上には柔らかく雪が積もっていました。午前中は時折吹雪いていましたが、昼に近づくにつれ明るくお天気も回復しています。皆様どうぞ暖かくしてお参り下さいませ。 pic.twitter.com/OFVxjWBUXJ
— 南禅寺 (@nanzenji_kyoto) February 9, 2020
正応4年(1291年)、亀山法皇創建の日本最初の勅願禅寺。勅願寺というのは時の天皇・上皇により国家鎮護・皇室繁栄などを祈願して創建された祈願寺のこと。日本の禅寺の中で、最も格式高いお寺。
この日はまだ暗がりの中、早朝座禅会があり参加。その会場となる龍淵閣。