【京都紅葉2025】南禅寺境内と天授庵 五色幕と紅葉の雅やかな風景

南禅寺天授庵は、早期に色づく紅葉名所。毎年紅葉が見頃になる頃、法要があり、五色幕が掲げられ、より華やかになります。五色幕と紅葉の風景と、南禅寺境内を紅葉散策してきましたので紹介させていただきます。画像は11月11日撮影、11月20日現在、天授庵及び南禅寺境内は見頃のようです。

目次

五色幕と紅葉

南禅寺は、京都市左京区にある寺院で、国内の禅寺の中で最も高い格式を持つ寺院です。紅葉の名所としても知られていて、国内外の方に人気で、およそ300本の紅葉があると言われています。

南禅寺の中でも、早期に見頃を迎える塔頭寺院の「天授庵」です。この日は法要で、寺幕や五色幕が掛かっていて、より華やかです。

天授庵は、南禅寺の塔頭寺院で、建立は1339年。一度衰退し、1602年細川幽斎によって復興されました。

東庭(枯山水庭園)と南庭(池泉回遊式庭園)。タイプの違う二つの庭園がある人気の寺院です。

こちらは東庭です。拝観した日は、見頃に入ったばかりでしたが、紅葉と常緑樹、紅と緑のコントラストが美しかったです。

お堂に腰を掛けてお庭を眺める事が出来ますが、法要がある為、午前中で拝観休止となります。人が居なくなったタイミングでパチリ。
五色幕と緋毛氈、相対して、お庭はカラフルな紅葉という贅沢な風景でした。

紅葉が色付く時期によく見かける黄色い花は、「石蕗つわぶき」と言います。南禅寺の境内に点在していて、天授庵にも紅葉のそばに密集して咲いています。
葉の形がフキに似ている事が、名前の由来にもなっているようです。黄色くて可憐な花を咲かせていました。

こちらには、元々山門がありましたが、故障して屋根と扉が取り外されていました。茅葺の屋根が風情があり、素敵だったので、いつか修繕していただけたら嬉しいなと思います。

南庭へ向かう書院と紅葉の風景です。こちらは一部色付いていました。

東庭と南庭の間にある池に架かる、八つ橋です。こちらの紅葉は色付きが遅く、ほとんど青葉でした。東庭の紅葉と時間差があるようです。木々が鏡面のように映り込む風景が、美しかったです。

南庭で一番色付いていた紅葉と、書院です。この日はまだグラデーション紅葉でした。

池の周りも色付き始めでした。

南禅寺境内

石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」で知られる南禅寺三門。三門付近も上部の方から色づいて来ていました。

山門の周辺は、海外の方でにぎわっていました。こちらの紅葉も一部色付いていました。

大人気のフォトスポットとなった、水路閣。海外の方や比較的若い方が、和装で撮影に来られていました。紅葉はほとんどが青葉で、こちらが色付くのは、三門付近より遅くなりそうな印象です。

今回は南禅寺境内と天授庵の紅葉をご紹介させていただきました。11月20日現在、紅葉は見頃のようです。近くへ行かれた際は、立ち寄られてはいかがでしょうか。

スポット情報

名称:南禅寺 天授庵 なんぜんじ てんじゅあん
住所:京都市左京区南禅寺福地町
電話番号: 075-771-0744
通常拝観:9:00~17:00
拝観料:500円(南禅寺法堂・三門付近の境内は無料)
関連ページ:http://www.nanzen.net
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分
市バス「南禅寺・永観堂道」下車、徒歩10分