平成最後に過去4年の早春の『白砂壇』を振り返る
凛とした空気に包まれた、木立ちに続く石畳の参道。
その中にわりと背の高い椿の木があり、その気配を感じないくらい上空で開花してたりするのですが、こんなふうに参道にぽとりぽとりと花が落ちていて、その存在に気づいたり。
茅葺の山門。山里の牧歌的雰囲気も漂わせています。
そして、いつもこの山門の高台から見下ろす盛り砂の上に絵柄が施されている「白砂壇(びゃくさだん)」。
1月の終わりに見た絵柄と同じですかね。川に落ちる梅の花のような。先月は雪化粧だったので、完全に寒梅状態でしたが。
今回は平成最後ということで、過去4年に渡って定点観測してきた同じ早春時期の白砂壇の絵柄を振り返ってみます。
まずは2016年。この時は無機質な幾何学的模様でした。
まずは2016年。この時は無機質な幾何学的模様でした。
2017年。左右で全く趣きの違う絵柄ですが。もしかしたら、バレンタインデーを意識した板チョコを表現しているのか?と想像しましたが(笑)
2018年。この時は梅が描かれ、今年の絵柄に近いような。
と、こんな風に比較してますが、お寺の方の話では、特に月替わりや定期的にということでもなく、絵柄を変えているそうです。時期によっては頻繁に変わることも。それもまた、このお寺の魅力の一つ。
と、こんな風に比較してますが、お寺の方の話では、特に月替わりや定期的にということでもなく、絵柄を変えているそうです。時期によっては頻繁に変わることも。それもまた、このお寺の魅力の一つ。
境内には、早春の花・馬酔木(アセビ)が鈴なりに。
こちらにも。
季節の移ろいを境内に咲く花や白砂壇から感じれるのがここの醍醐味。いつも画になる風景が楽しめる素敵な空間です。
法然院 へのツイート
昨日の昼下がり、法然院 pic.twitter.com/LyIuQmv4UO
— つじ にぬき (@ninukitsuji) 2019年2月26日
東山連山の裾野の緑豊かな境内には文豪・谷崎潤一郎のお墓と、季節に応じて変わる白砂壇が見所。喧噪を離れひっそりとした雰囲気が人気のスポット。