京町家でほっこり☆名物・琥珀(こはく)流し5月は抹茶!明治創業の老舗京銘菓「大極殿本舗 六角店 栖園(せいえん)」【烏丸六角】

おおきに~豆はなどす☆今回は創業明治18年の老舗京銘菓。そして、月替りのこちらの名物「琥珀(こはく)流し」は新緑、茶摘みシーズンにふさわしく、抹茶。初夏の設えの京町家でほっこりと頂いてきました。

目次

築約140年の趣きある京町家

もう店構えが立派すぎて、初めてだと気後れしそうな老舗オーラ全開(笑)
ちょうど烏丸六角を東にすすむと、ベンガラ色も使い込まれていい風合いの京町家。

創業明治18年の老舗。もう見るからに歴史あり!な雰囲気。「栖園(せいえん)」で漢字変換なかなか出てこない、含蓄のある店名。

店先には喫茶室でいただける季節のお菓子の見本が。わらび餅もありますが、今回はこちらの名物・琥珀(こはく)流し、5月は抹茶ということでそれを食べに。

もちろん老舗銘菓。進物用や季節のお菓子もあります。
そして、あまり知られてませんが、店内に古びた「かすていら」の看板。こちらの2代目が長崎で修行され、いち早くその製法を取り入れて仕上げた春庭良(カステラ・かすていら)も看板商品。

5月に来るのは初めてなんですが、御菓子は「花背」。まだ「若あゆ」の時期には早かったかな。
祇園祭限定の占出山(うらでやま)で販売される「吉兆あゆ」も有名です。

涼やかな坪庭を望む店内

奥にすすむと喫茶室。ちょうど昼時だったんで、わりと空いてますが、これからだんだん暑い時期になると、こちらも行列ができるほどの人気店。

ラッキーにも坪庭を望む席が空いていてキープ。睡蓮鉢には菖蒲ですかね。端午の節句には菖蒲湯にも入りますもんね。そんな季節の演出も。

一応メニューチェック。琥珀流し一択で、注文。

セットメニューもあります。

ぜんざいも名物。

月替りの琥珀流し

程なくして、琥珀流し登場。月替わりの琥珀流し、5月は抹茶と小豆。琥珀流しは、究極まで柔らか食感に仕上げた寒天に蜜がかかったもの。その蜜が毎月変わります。温かい緑茶が添えられてました。

けっこう大きめの小豆煮に、濃茶を思わせる抹茶蜜。

坪にはの花菖蒲とツーショット。とても絵になります。

で、食べてみます。もう、ぷるんぷるんの寒天。簡単に崩れてしまうくらい。で、濃いめの抹茶蜜。思ったより甘くありません。より抹茶感が際立ってるというか。で、小豆煮。ほのかに甘い。全体的に繊細は甘さ。

こうやって、抹茶の濃淡のグラデーションを楽しむ。

ちゅるん、ちゅるんと口へ運び、涼やかな満足感。これから暑くなると、よりこの清涼感が嬉しくなります。

こちらのお店のファンの中には、月替りの琥珀流しを毎月食べに来て全制覇してる人も。毎月器の中に季節を感じながらいただける醍醐味。私もできるだけ、月イチで来て一通り味わってみたいですね。

ヨ~イヤサ~♪

大極殿本舗 への口コミ

大極殿本舗 六角店 基本情報

■店舗名
大極殿本舗 六角店 栖園(せいえん)
■住所
京都府京都市中京区六角町高倉東入堀之上町120
■電話番号
075-221-3311
■営業時間
9:00~19:00(和菓子販売)
10:00~17:00(喫茶)
■定休日
水曜
■禁煙・喫煙
完全禁煙
■駐車場