世界遺産・仁和寺で「京都文化会議」今秋初開催へ 川柳を通じて誰もが参加できる文化交流も

京都市右京区の世界文化遺産・仁和寺を舞台に、国際会議「京都文化会議2026 ~次世代からの提言~」が10月22日(木)、23日(金)の両日、初めて開かれます。分断や対立が深まる世界の中で、「文化」を手がかりに互いの違いを理解し合う場をつくろうという試みです。

目次

仁和寺で「京都文化会議」が今秋初開催

 「京都文化会議」の発起人に名を連ねるのは、浅見徹・国際電気通信基礎技術研究所社長、瀨川大秀・総本山仁和寺門跡、田中達郎・国際文化会館評議員、西尾章治郎・国際高等研究所所長、山極壽一・総合地球環境学研究所所長の5氏。
京都に拠点を置く研究機関と寺院の代表者が顔をそろえ、実行委員会を組織しました。会議では各国の若手研究者が集まり、ディスカッションやワークショップを通じて、異なる価値観を尊重しながら安寧な社会のあり方を考えます。

川柳の公募「みんな違って川柳」

via 京都文化会議実行委員会事務局提供
会議そのものは完全招待制で、一般の参加枠はありません。そこで、広く市民が関わることのできる入り口として用意されたのが、川柳の公募「みんな違って川柳」です。テーマは二つ。一つ目は「AIとわたし」で、人工知能を使ったときの驚きや戸惑い、助けられた経験などを詠みます。二つ目は「文化の違い」。国や地域、世代によって異なる価値観に触れて感じたことが題材です。

共感性、発見性、ユーモア、そして人間らしさが重視

via 京都文化会議実行委員会事務局提供
選考では、共感性、発見性、ユーモア、そして人間らしさが重視されるといいます。応募の締め切りは10月16日。入選作品と各賞は、会議初日にあたる10月22日に発表される予定です。応募はクラウドファウンディングとして公式サイトの専用フォームから受け付けており、1作品につき100円が必要となります。集まった資金は、仁和寺の文化財や建物の修復・維持と、次回以降の会議の運営に充てられます。
十七音という短い器に、AIとの距離感や異文化との出会いをどう収めるか。専門家だけの議論に終わらせず、暮らしの実感から言葉を寄せてもらう構えは、この会議の性格をよく表しているように思います。

千年を超えて受け継がれてきた場所で

via 京都文化会議実行委員会事務局提供
仁和寺は、京都市街の西の縁、御室の地に伽藍を構える真言宗御室派の総本山です。西山のふもとに位置し、春の御室桜でも知られます。千年を超えて受け継がれてきた場所で、次の世代が世界の未来を語り合う。その光景は、京都という都市が果たしてきた役割を、あらためて思い起こさせてくれそうです。

via 京都文化会議実行委員会事務局提供
なお会議当日、境内の一般拝観への影響については、公式サイトなどで確認しておくと安心です。

公式サイト:https://ninnaji.jp/

基本情報

【会場】総本山仁和寺/京都市右京区御室大内33

【事務局】京都文化会議実行委員会事務局(株式会社京都新聞社内)
住所:京都市中京区烏丸通六角下ル七観音町634 ONEST京都烏丸スクエア
電話:075-241-5831(平日10時~17時)
メール thekyoto@mb.kyoto-np.co.jp 

HP:https://the-kyoto.en-jine.com/projects/bunkakaigi
インスタグラム:https://www.instagram.com/kyoto_bunka575/