【京都史跡めぐり】NHK『ブラタモリ』で注目!豊臣秀吉の整備した“御土居”に鳥居群?「市五郎大明神」

汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は西ノ京、地下鉄西大路御池駅にもほど近い場所にある史跡。戦国武将・豊臣秀吉の整備した土塁である“御土居”に鳥居群と祠が!

目次

NHK『ブラタモリ』で有名になった御土居めぐりが今ブーム

最近マイブームで史跡・御土居めぐり。
NHK『ブラタモリ』で注目を浴び、最近では御土居めぐりをする人も増えています。番組で紹介していた場所もありますが、それ以外にもまだまだ残っている御土居。

御土居とは、
天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、京都の都市改造の一環として外敵の来襲への備えと、鴨川氾濫を防ぐための堤防として、天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁(土手)。

そんな御土居が残る場所がまた一つ。

地下鉄西大路御池駅から北東へ。住宅やオフィスビルが立ち並ぶ谷間に小さな石造りの鳥居が。「正一位・市五郎大明神」と扁額(へんがく)に書かれています。

正一位とは、明治以前、神社に与えられた最高位の神位。もしくは特に稲荷神社のこと指すようです。

石造りの鳥居の奥には朱色の鳥居群が並び、さながら伏見稲荷を連想させるような雰囲気。

こちらは神社にある御土居。いや、そもそも御土居のほうが先にあった場所。

1930年(昭和5年)国の史跡指定を受けた御土居が8か所でこちらも含まれ、さらに1965年(昭和40年)に指定された北野天満宮境内の御土居も加わり、現在9か所。

石碑は昭和12年に建てられたもの。

こちらが祠。
明治23年(1890年)、岡崎に住んでいた「北村利幾子(きたむらりきこ)」がご神託を受けて、御土居の上に祠を創建し、「市五郎大明神」を祀ったのが始まり。

石段が続き、さらに高台へ。御土居上の傾斜に祠が建てられていることになります。

この御土居の中で、一番標高が高い場所。鬱蒼とした草木で覆われ、ちょっとここが市内でも比較的都会であることを忘れるような雰囲気。

上から見下ろした風景。毎年11月8日にはお火焚祭も執り行われるんだとか。

周囲は一部石塀で囲まれ、日常と同化するような形で住宅街に存在する御土居。ちょっと珍しい光景ですね。

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詳細情報

住所:京都市中京区西ノ京原町47