北野天満宮の秋の大祭『ずいき祭』の御神輿安置スポット
ずいき祭は、村上天皇(天慶9年~康保4年・西暦946~967)の頃に、御祭神菅原道真公が大宰府で彫られた木像を随行の西ノ京の神人(じにん)が持ち帰りお祀りし、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えしたのが始まりと言われています。
10月1日から10月4日まで西ノ京の御旅所へお迎えして「ずいき御輿」を奉り、その年の五穀豊穣に感謝を捧げるのが毎年の習わし。
10月1日から10月4日まで西ノ京の御旅所へお迎えして「ずいき御輿」を奉り、その年の五穀豊穣に感謝を捧げるのが毎年の習わし。
「御旅所」ということで、主にお祭りシーズンに活用される場所。わかりやすい例として、四条通りにある祇園祭、八坂神社御旅所。ふだんは土産物屋が立ち並ぶスペースですが、お祭りシーズンだけ御神輿の安置スポット。
本殿。
こちらがずいき祭で登場する御神輿。まだシートがかけられた状態ですが、本番にはずいき芋や赤茄子、栗、柿、稲穂といった、野菜や果物などで飾られ、完成形のずいき御輿になっていくんですね。
ずいき祭では三基の鳳輦(ほうれん)も巡行し、こちらに鎮座。
こちらがずいき祭で登場する御神輿。まだシートがかけられた状態ですが、本番にはずいき芋や赤茄子、栗、柿、稲穂といった、野菜や果物などで飾られ、完成形のずいき御輿になっていくんですね。
ずいき祭では三基の鳳輦(ほうれん)も巡行し、こちらに鎮座。
境内の西側に拝殿。
境内にある小さな祠、御輿岡神社。
この西ノ京一帯を昔は「神楽岡」と呼び、古来この地には大己貴命と少彦名命が祀られていたそうです。その後に北野天満宮が創建され神楽岡が御旅所に。神楽岡の名を「御輿岡」と改め、従来から祀られていた2神に加え、菅原道真を祀り、御祭神は三柱に。
この西ノ京一帯を昔は「神楽岡」と呼び、古来この地には大己貴命と少彦名命が祀られていたそうです。その後に北野天満宮が創建され神楽岡が御旅所に。神楽岡の名を「御輿岡」と改め、従来から祀られていた2神に加え、菅原道真を祀り、御祭神は三柱に。
御旅所のある天神御旅商店街では祭り準備が進められ、祭り期間中夜店も登場し、にぎやかな雰囲気に。
ずいき神輿の巡行はよく知られていますが、夜の御旅所周辺もなんだか楽しそうですね。機会あれば覗いてみたいですね。
北野神社御旅所へのツイート
京都 北野天満宮 ずいき祭
— 京からす (@KYOKARASU) October 2, 2018
御旅所に いろいろな穀物で作られた神輿が置かれています。 pic.twitter.com/Pbaovp6U0N
基本情報
名称:北野神社御旅所
住所:京都市中京区西ノ京御輿岡町
住所:京都市中京区西ノ京御輿岡町
こちらは学問の神様でおなじみの北野天満宮の秋の大祭である『ずいき祭』で登場する御神輿が安置される御旅所。北野天満宮のかつての名称「北野神社」として今も残ります。