あまり知られていない古い歴史『香煎』という世界
四条花見小路西へ。すると『原了郭』の文字がインフレ気味に並ぶビル(笑)それもそのはず。こちらは全国的にも知られる黒七味で有名な原了郭のビル。
黒七味といえば、ちょっとこだわりの飲食店で登場する京都定番の薬味。うどんそば店ではもちろん、最近ではラーメン店でもよく見かけます。黒七味を使ったカレーも販売されてます。
そんな黒七味の有名店なんですが、たまたま見かけた古い京都のガイド本に、こちらのお店が紹介。
そこには見慣れない『香煎専門店』という文字。
というわけで、それが気になりお店を訪ねてみました。
そこには見慣れない『香煎専門店』という文字。
というわけで、それが気になりお店を訪ねてみました。
お店は元禄16(1703)年、創業300年の歴史あり、初代は赤穂浪士47士の一人である原葱右衛門元辰の一子。剃髪して「了郭」と称し、祇園社(八坂神社)門前に店を開いたのがはじまり。宮内庁御用達。
こちらはお馴染みの黒七味や一味など。使い切りの小袋タイプもあり。
白だしや柚子酢など、液体調味料もあります。
で、こちらがその問題の御香煎関連。
創業は300年の歴史あるお店で黒七味を販売し始めたのが100年ほど前。
それよりはるか前の創業当初から、こちらでは漢方の名医の処方による香煎を製造販売し、一子相伝の秘法を受け継ぐ。
もともと歴史の古い香煎。江戸時代には東海道の宿場や茶屋に必ず置かれ、旅人の身心を癒やすものとして知られています。漢方薬の原料となるウイキョウ、陳皮など数種類を合わせて香ばしく煎り、粉末状にして焼き塩で味付けしたもの。白湯に入れて供されます。
それよりはるか前の創業当初から、こちらでは漢方の名医の処方による香煎を製造販売し、一子相伝の秘法を受け継ぐ。
もともと歴史の古い香煎。江戸時代には東海道の宿場や茶屋に必ず置かれ、旅人の身心を癒やすものとして知られています。漢方薬の原料となるウイキョウ、陳皮など数種類を合わせて香ばしく煎り、粉末状にして焼き塩で味付けしたもの。白湯に入れて供されます。
お店でも試飲させていただきました。なんとも芳しい、当然ではありますが漢方薬のような、身体に効きそうな、そして心地いい高貴な香り。かつては宮家、茶人、文人にも愛され、いまでも茶会や懐石料理の合間に登場。そういえば、昔の懐石料理にたまに出てきた記憶あり。最近では少なくなりましたが。
で、私も一つ買ってみました。通常は白湯に入れて飲むものですが、調味料としても使えそうな。古の風味。ちょっと高貴な味わい。
ヨ~イヤサ~♪
ヨ~イヤサ~♪
原了郭 への口コミ
京都駅 原了郭
— kenya_m (@ken_ken_yan) 2018年6月15日
賀茂茄子と万願寺とうがらしのカレー
香煎店ということもありスパイスで自由にアレンジできるのも楽しい。 pic.twitter.com/5cSfHDi0uC
詳細情報
住所:京都市東山区祇園町北側267 祇園了郭ビル
電話番号:075-561-2732
営業時間: 10:00〜18:00
定休日:1月1日・2日を除く 年中無休
公式サイト:http://www.hararyoukaku.co.jp/shop/
電話番号:075-561-2732
営業時間: 10:00〜18:00
定休日:1月1日・2日を除く 年中無休
公式サイト:http://www.hararyoukaku.co.jp/shop/