【京都新店】進化系"王道京都ラーメン" 四条河原町に実力派の新店がオープン「大志」

四条河原町から南へ少し歩いた河原町高辻に、京都ラーメンの“王道”を現代風に進化させて新店「大志」オープンしました。背脂醤油を軸にしながら、老舗醤油蔵や炭火吊るし焼きチャーシューなど、随所にこだわりが光る注目店です。

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四条河原町に実力派の新店がオープン

繁華街の四条河原町から南へ徒歩5分ほど。河原町高辻に、2025年11月オープンしたラーメン店「大志(たいし)」。ラーメン好きの間では、開店直後から話題になっていた新店です。

入ってすぐの場所に券売機があるので、まずは食券を購入します。訪問時は現金のみの取り扱いでしたが、キャッシュレス決済に対応予定とのこと。
赤いカウンター席が印象的で、一人でもふらっと入りやすい雰囲気。4人掛けのテーブル席が1卓あり、利用しやすい店内です。

メニューは、醤油・しお・まぜそばの3種類。焼き餃子、豚丼、煮豚玉子といったサイドメニューも揃っており、ご飯にもビールにも合いそうな内容。
ランチタイムは餃子や豚丼、ごはんが少し安くなるサービスもあります。

今回は、定番の醤油ラーメンに煮玉子をトッピング。注文時には麺のかたさを指定できます。

長年京都で親しまれてきた背脂豚骨醤油をベースにアレンジした一杯。細かい背脂がたっぷり入り、九条ネギ、もやし、チャーシューという王道の具材がのります。

まず目を引くのがスープ。いわゆる新福菜館のようなブラック系ほど濃色ではないものの、しっかりとした色合い。豚骨の動物系の旨みに背脂のコクと甘味、角のないまろやかな醤油が重なり、醤油の香りがふわりと立つ余韻の長いスープです。醤油は鷹峯の老舗「松野醤油」を使用。

チャーシューは、近年トレンドの「吊るし焼き」。炭火で仕上げており、香ばしさが段違い。薄切りで柔らかく、余分な脂が落ちて旨みが凝縮。炭の風味が加わり、スープとの相性も抜群です。存在感のあるチャーシューに仕上がっています。

麺はお馴染み、京都の老舗・棣鄂製。中細ストレート麺で、歯切れもよくコシがあり、スルスルと箸が進むタイプ。スープと背脂との絡みも良好です。

卓上にはヤンニン、コショウなどの調味料が並び、味変も可能。

店舗の看板横には、吊るし焼きチャーシュー用オーブンや炭が置いてありました。

四条と五条の間という便利な立地で、新店が増えているエリアとあって注目の新店。クラシックな京都ラーメンの魅力を押さえつつ、どこか新しさも感じる一杯です。近くに来たら、ぜひ寄ってみてください。

店舗情報

店名:ラーメン大志
住所:京都市下京区河原町通松原上る清水町281番地1
営業時間:11:00〜14:30 / 17:30〜22:30
定休日:不定休
https://www.instagram.com/ramen__taishi/