【京都】日本屈指の予約困難店!至高の料理を堪能「富小路やま岸」

全国のグルメ達を魅了してやまない、日本屈指の予約困難店「富小路やま岸」。春のお料理を堪能してきましたので、その様子をご紹介いたします。

目次

日本屈指の予約困難店

京都、いや日本屈指の予約困難店「富小路やま岸」

日本中のグルメの方々を魅了してやまない人気店、その様子をご紹介します。
予約は紹介制、最低1年以上の予約待ちとなっていますので、もし伺う機会に恵まれたら、絶対に伺ってください。

お店の場所は、富小路六角を少し下がった場所。
ミシュランは1つ星を獲得、食べログは驚異の4.56、評判と満足感の高さが伺えます。

(2021年5月現在)

のれんくぐり、店内へ。気持ちが高まります。

店内はカウンター席のみの一斉スタート。
コースはおまかせの1種のみ、茶懐石の精神をベースにした四季を感じるお料理がいただけます。
茶道や華道、書道にも通ずる大将だからこその構成。

席について、その日の食材プレゼンからスタート。
こちらは、朝堀りの物集女産の最高級たけのこ。いわゆる白たけのこです。

こちらは立派な淡路産特大黒あわび。全国各地の厳選した食材が揃います。

春らしく天然の山菜も。

ツヤツヤの富山県産生ホタルイカ。
さて、お料理のスタートです。

待望のお料理スタート

大将が丁寧にホタルイカを炭で炙っていきます。

1品目は「ホタルイカの飯蒸し、さくらの葉の天ぷら、ふきのうとう」

ホタルイカの旨味と苦みが特筆すべき美味しさ。天ぷらの食感もよきアクセントに。

2品目は「よもぎ餅、出汁酢、バフンウニ」

よもぎ餅にたっぷりの雲丹をあわせた斬新な1品。贅沢な使い方です。

ふんわりした食感のよもぎ餅に、雲丹が絡みあいます。出汁酢でさっぱりとしながらも、わさびがアクセントに。

3品目は「平貝の胡麻和え、せりとハマボウフウのわさび菜和え」

平貝の食感と山菜の違い、胡麻の風味がおもしろい一皿です。

4品目は「甘鯛と春野菜の沢煮椀、筍、うるい、蕨、コゴミ、コシアブラ」

日本料理の花形、椀物です。

ふわふわの甘鯛に、滋味深いお出汁、山菜の香りと食感が光る一杯。
身体にすーっと染み渡る美味しさ。

5品目はお造りで「明石の鯛、淡路のハリイカ、醤油と海鼠腸(このわた)」

ねっとり甘いハリイカ、最上級の鯛。その美味しさ再確認しました。このわたが、またお酒を誘います。

6品目は「物集女の筍のタレ焼き」

春のメイン食材と呼んで過言ではない筍です。向日市の物集女、朝堀りの最高級の1品。朝堀りだからのこそ、えぐみはゼロ、灰汁抜きはなく蒸しただけ。
タレ焼きにして、香ばしく。風味と食感、細かい仕事で、筍の概念が変わるほどの美味しさ。

7品目は「山形牛 雌牛サーロインの花山椒鍋」
春の2週間だけいただける、高級食材である花山椒をたっぷりといただきます。

和牛はもちろん美味しいのですが、今回の主役は花山椒。お肉の旨味をまとった花山椒の爽やさといったら。何度もおかわりしたいくらいでした。

名物の雲丹ドック

名物の雲丹ドックの前に、この日の雲丹のプレゼンも。この日は、ほとんど流通しない、淡路島 由良の雲丹でした。

やま岸と言えば、名物「雲丹ドック」、8品目に。
大将とのお決まりのワンシーンも。

濃厚な旨味が詰まった雲丹ドックは、贅沢にたっぷりと。
溜息がでる美味しさ。

9品目はさっぱりと「黒もずく、さより、カタクリの葉、梅酢」

口の中も一度、さっぱりとリセットされ、さらに食欲が増します。

10品目は「小鮎のおかき揚げ、山形の天然たらの芽とそら豆の天ぷら」

衣の食感がおもしろい小鮎の天ぷらと、薄衣の山菜はの絶妙な苦みから春を感じます。

11品目は「鮑と筍、わかめの白味噌仕立て」

上品さの中にほんのり甘さを感じる白味噌をベースに、あわびと食感のいいわかめ、筍をいだきます。

食材それぞれの食感が異なり、終盤でも存分に楽しめる一皿。さすがです。

いくらでも食べたい〆のごはん

〆のご飯は2種、まずは「桜海老ご飯」

もちろん炊き立てで、香ばしい駿河の桜海老がこれでもかとのっています。

桜海老の香りをまとまったご飯がたまらない美味しさ。食感と香りの良さが光ります。

煮えばなで〆。ごはんそのものの美味しさを味わったあとは、、

ごはんのお供も。たらこ、柚子えのき、ちりめん。お好きなだけどうぞ。
もう冷蔵庫に常備したいセットです。

ごはんのお供をたっぷりのせて。
もちろんおかわりもできますので、お腹がはちきれるまで、どうぞ。

水物は「桜餅と抹茶」
桜餅は包みたて。最後にほっこりします。

最後は「愛媛のブラッドオレンジのすり流し」でさっぱりと。

圧巻の食材と技術、またサービスで大満足の時間でした。予約が取れないのも納得。もし伺い機会があれば、一度は伺ってほしい京都が誇る名店です。

基本情報

店名:懐石料理 富小路やま岸
住所:京都市中京区富小路通六角下る骨屋之町560
定休日:毎週火曜日、第2・4週水曜日
関連ページ:http://www.tominokoji-yamagishi.com/