【2020京都風景】希望の光☆例年どおり5月実施へ向け着々と準備中!京の風物詩「鴨川納涼床」

今回は中京区、鴨川沿いを毎年賑わす京の風物詩、鴨川納涼床。その設営がすでに始まっています。

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絶賛準備中☆毎年5月からスタートする鴨川納涼床

中京区三条大橋上。新型コロナウイルスのよる外出自粛要請の影響で、市内はどこも通行人少なく、観光スポットはガラガラです。

ここから眺める鴨川。よく鴨川の名物的風景として語られる等間隔で座るカップルも、平日昼間でしたが全くその姿はありません。

ですが、わりと騒がしい様子。よく見ると、納涼床の設営が始まっています。こちらは南側。

祇園祭とともに京の年中行事として数えられ、江戸時代から続く風物詩。鴨川上に床を張り出し、野外に設けた座敷で飲食を楽しむ、元祖和製テラス席。最近ではカフェやバーなどもあり、その業態も様々ですが。

反対の北側も。

現在、新型コロナウイルスの影響で、様々なイベントが中止。飲食店も非常事態宣言後は営業時間午前5時~午後8時まで、とする要請も出ていますが、例年どおり5月開始に向け、納涼床の準備中。

さらに四条大橋。こちらもクレーン車登場で、いつもどおりの風景。通常の屋内営業に加え、5~9月に納涼床登場。通常夜営業の納涼床ですが、5、9月は昼間も営業。

新型コロナ感染予防として「密閉」「密集」「密接」の3密を避ける、という観点でいうと、納涼床は屋外の開放スペース。さらに客同士の間隔を空ければ感染リスク少ない、という判断なんですかね。そういえば、今テラス席や屋外スペースのある飲食店が好まれる傾向にあります。

様々なイベントが中止され、日本三大祭の一つ、祇園祭の山鉾巡行も中止検討に入った今、納涼床は実施予定なんだな、とこの風景を見て少し安堵。

日々進行中の新型コロナウイルス対策も、状況によって目まぐるしく更新され、暗い話題が多い中、納涼床の設営風景に希望の光を見出す地元民も多数。予定どおり実施されることを祈って。

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