大きい福を願ってお正月にいただく縁起物『大福茶』
暖簾もすっかり茶色地の秋冬バージョンになっています。この日はデイリー使いのいり番茶と新しい年を迎える際に飲む縁起物のお茶『大福茶』を求めてやってきました。毎年この時期恒例の買い物です(笑)
この日は平日の昼下がりでしたが、比較的空いてました。
紅葉シーズンにはやはり多くのお客でにぎわっていました。外国人観光客の方はコロナ前に比べ、その姿をほとんど見ることがなくなりましたが、国内の買い物客は戻りつつある様子。併設の茶寮『嘉木』はにぎわっていました。
紅葉シーズンにはやはり多くのお客でにぎわっていました。外国人観光客の方はコロナ前に比べ、その姿をほとんど見ることがなくなりましたが、国内の買い物客は戻りつつある様子。併設の茶寮『嘉木』はにぎわっていました。
そして、新年のお抹茶『虎昔』も販売中。
こちらは嘉木でもいただくことができ、新年にはお正月にふさわし和菓子・花びら餅とともに提供されています。
こちらは嘉木でもいただくことができ、新年にはお正月にふさわし和菓子・花びら餅とともに提供されています。
こちらは以前いただいたお濃茶と花びら餅。
お濃茶でいただくと、お抹茶の世界観が別次元に広がる美味しさというか。こちらも機会あればぜひお試しください!
お濃茶でいただくと、お抹茶の世界観が別次元に広がる美味しさというか。こちらも機会あればぜひお試しください!
さらに、本店限定の煎茶もあり、進物用にも最適。
そして、こちらが縁起物のお茶『大福茶』。
『大福茶』とは、京都で古くから元旦にいただく慣わしのお茶。一年の無病息災を願う縁起のいいお茶で、とくに京都では、大福茶に梅干、小梅や結び昆布を入れて元旦の朝に家族そろって頂きながら、新年のご挨拶をする慣わし。
元々平安時代、都に悪疫が流行し、それを心配した六波羅寺の空也上人が観音菩薩を車に乗せ、洛中を回る際、観音様にお供えしたお茶を病者に施したところ、平癒したという。
それ以来、この功徳にあやかる意味で、時の村上天皇が毎年正月元旦に王服茶を服され、『大福茶』と言い換えられ、縁起物のお茶として民衆にも広まったと伝えられています。
『大福茶』とは、京都で古くから元旦にいただく慣わしのお茶。一年の無病息災を願う縁起のいいお茶で、とくに京都では、大福茶に梅干、小梅や結び昆布を入れて元旦の朝に家族そろって頂きながら、新年のご挨拶をする慣わし。
元々平安時代、都に悪疫が流行し、それを心配した六波羅寺の空也上人が観音菩薩を車に乗せ、洛中を回る際、観音様にお供えしたお茶を病者に施したところ、平癒したという。
それ以来、この功徳にあやかる意味で、時の村上天皇が毎年正月元旦に王服茶を服され、『大福茶』と言い換えられ、縁起物のお茶として民衆にも広まったと伝えられています。
で、お番茶とともに大福茶もいくつか購入。
親戚や友人へ、毎年贈っています。
親戚や友人へ、毎年贈っています。
こちらがその大福茶。お店によっても異なりますが、一保堂の大福茶は玄米茶になっています。
普段あまり注目してまじまじと見ることなかったんですが、包装紙やパッケージマニアの間でよく話題にされるのがこちら。
古文書をベースに一保堂の朱印が押されたデザイン。
表題に『茶経巻上』と記載され、調べてみると中国唐代(8世紀頃)の陸羽によって著された書物で、当時の茶に関する知識を網羅した全10章3巻からなる書物。ちょっと掘り下げて調べると、お茶の歴史もわかり面白いかもしれませんね。
古文書をベースに一保堂の朱印が押されたデザイン。
表題に『茶経巻上』と記載され、調べてみると中国唐代(8世紀頃)の陸羽によって著された書物で、当時の茶に関する知識を網羅した全10章3巻からなる書物。ちょっと掘り下げて調べると、お茶の歴史もわかり面白いかもしれませんね。
そして、いつもこの100g規格の大福茶を購入しますが、今年からパッケージが変わって、今までの筒形から平板タイプに改変されています。
今年は新型コロナの影響で、お正月は家にこもりおせち料理をいただきながら家族で過ごす人が増えているようで、意外なところでは例年に比べお雑煮用の漆器椀の需要がかなり伸びているんだとか。この大福茶もそんな家族で過ごす大切な時間にふさわしいお茶。お正月は大福茶とともに、家族が幸多き一年を過ごせるようにと祈りたいですね。
ヨ~イヤサ~♪
ヨ~イヤサ~♪
詳細情報
名称:一保堂茶舗
場所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:年末年始
関連URL: http://www.ippodo-tea.co.jp/
場所:京都府京都市中京区常盤木町52
電話番号:075-211-3421
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:年末年始
関連URL: http://www.ippodo-tea.co.jp/
創業300年余の歴史。もう師走に入りましたが、街路樹のイチョウ、まだ少し葉が残っていました。