菊水鉾にちなんだ甘露菓子「したたり」
鉾建ても無事完了し、すでに粽の販売も始まっている菊水鉾。平日のお昼でしたが、すでに観光客で室町界隈はにぎわっていました。
粽やご朱印帳など保存会で販売されてましたが、今回のお目当ては和菓子。
高倉通蛸薬師を上がったところにある和菓子店・亀廣永(かめひろなが)の銘菓「したたり」をここ菊水鉾でも販売されているので、それを求めて。1本1100円。
高倉通蛸薬師を上がったところにある和菓子店・亀廣永(かめひろなが)の銘菓「したたり」をここ菊水鉾でも販売されているので、それを求めて。1本1100円。
こんな袋に入れてもらいました。菊水鉾御茶席用御菓子。
菊水鉾は能楽、枕慈童(菊慈童)の曲に菊の露の「したたり」を呑んで700歳の長寿を保ったという中国の故事にちなんで作られた鉾。
近年まで、町内には洛中の名水のひとつ、菊の井という井戸があり、茶人・千利休の師でもある武野紹鴎(たけのじょうおう)がこの名水をこよなく愛したことから、菊水鉾と茶の湯は切っても切れない関係。
そんな背景もあり、保存会ではこの時期毎年御茶席を設けて、お抹茶としたたりをセットでふるまわれています。
菊水鉾は能楽、枕慈童(菊慈童)の曲に菊の露の「したたり」を呑んで700歳の長寿を保ったという中国の故事にちなんで作られた鉾。
近年まで、町内には洛中の名水のひとつ、菊の井という井戸があり、茶人・千利休の師でもある武野紹鴎(たけのじょうおう)がこの名水をこよなく愛したことから、菊水鉾と茶の湯は切っても切れない関係。
そんな背景もあり、保存会ではこの時期毎年御茶席を設けて、お抹茶としたたりをセットでふるまわれています。
とはいえ、祇園祭の時期しか食べられないわけではなく、お店にうかがえば通年販売されてるお店の看板和菓子。
自宅ではよく冷してから羊羹のように切って器に。こんな深い琥珀色の和菓子。羊羹よりは柔らかいです。
通年食べられますが、やはりこの時期冷して食べる涼菓というイメージが私の中では強いです。
で、食べてみます。
原材料は砂糖、黒糖、水あめ、和三盆、寒天と至ってシンプルで、それほど日持ちしない生菓子。この色目は黒糖によるところ大ですが、上品な何層にも広がる甘さ。そしてプルンと口の中でほどける寒天。まさに口の中にしたたりおちていくようなやわらかな食感。菊の井の名水と同じく、これを食べると不老長寿になる銘菓というのが納得いくような。
夏の暑さで疲れた身体にも染み渡る美味しさ。ぜひ、お試しください。
原材料は砂糖、黒糖、水あめ、和三盆、寒天と至ってシンプルで、それほど日持ちしない生菓子。この色目は黒糖によるところ大ですが、上品な何層にも広がる甘さ。そしてプルンと口の中でほどける寒天。まさに口の中にしたたりおちていくようなやわらかな食感。菊の井の名水と同じく、これを食べると不老長寿になる銘菓というのが納得いくような。
夏の暑さで疲れた身体にも染み渡る美味しさ。ぜひ、お試しください。
したたり へのツイート
お菓子 備忘録。祇園祭 菊水鉾のお茶席で出される亀廣永の「したたり」名水「菊水の井」の清涼なしずくをイメージして作られたお菓子。。10年以上前のお茶席のお皿で。 黒糖の味と寒天の食感がいい。 pic.twitter.com/A7DHIc1rAH
— ヘネシー (@takushoum) 2017年7月22日
亀廣永 店舗情報
店名:亀廣永(かめひろなが)
住所:京都市中京区高倉通蛸薬師上ル和久屋町359
電話番号:075-221-5965
営業時間: 9:00~18:00
定休日:日・祝日
住所:京都市中京区高倉通蛸薬師上ル和久屋町359
電話番号:075-221-5965
営業時間: 9:00~18:00
定休日:日・祝日