おかっぱ頭の女の子は天使?それとも魔女?☆世界に誇れる才能「宮崎いず美」KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2018

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」会期もあとわずか☆どの展示・作品も見応えたっぷりですが、世界が注目するこの若い才能をぜひ見て体感してほしい☆分かる分からないではなく、誰もが何かを感じるはずです☆

目次

可愛い?怖い? …わからない

食べ物であったり日用品であったり、登場するアイテムは極めて日常的なもの

そして必ず登場するのが自分自身

美大時代の撮影課題提出時、モデルになってくれる人がいなかったために自分自身をモデルにして
制作したのがセルフポートレイトの始まりだそうです

作品には気難しいメッセージやテーマは何もない
「オカルトやUFOが好き」と言う彼女の頭の中にあるイメージのみ
なので作品のタイトルさえどうもはっきりしない
タイトルは?と聞かれるたびに変わってしまうくらいに重要では無いようです

作品に登場する彼女は笑わない

見ているこっちがクスッと笑ったりするけれど、次を見ると包丁を持っていたりする
そうするとさっき見て笑った作品も今度は笑えない

ユーモアなのか?

笑っていいの?

無表情の彼女にぐいぐい引き込まれれていく

この作品のタイトルは「トマト」

海外メディアではこれが一番多く取り上げられるそうです

分かりやすいようで、どうにも分からない

分かっている事は彼女の頭の中はこんなイメージを作ってるという事

笑わないとはいえ、なんとなく表情らしき変化はあります

何でこんな表情?

そう考えてはまたどんどん引き込まれる

©️2016IzumiMiyazaki

髪の毛はハサミでなくてもカッターナイフで切ろうと思えば切れる

でもそんなことしてるヒトは見たことがない

だからやってみた

ただそれだけ

©️2015IzumiMiyazaki

この作品タイトルは「未婚」

未婚の女性は負け組なんかじゃない
指輪してませんけど何か?
自由さを表現するために包丁を持たせたという

なるほど………


いやいや!メッセージ持たせたら怖いですよやっぱり(苦笑)

彼女の頭の中身を覗き見るインスタレーション

下に潜って穴から頭出してみると……

このような世界が広がっていました

雲間から覗く、ちょっと怖い顔に見える彼女

ヒコーキもおちおち飛んでられない(笑)

おにぎり
緑の山
青空
赤いスカートでY字バランス

笑えない……でもココロの中は爆笑したかのような爽快感(笑)

この日常のアイテムの中で垣間見える才能は、やっぱり日本の女子だからこその表現ですね

世界で注目される事がとても誇らしくも嬉しい事です

とんでもなくブレイクするかもですよ!

EVENT DATA

【KYOTO GRAPHIE 京都国際写真祭】

No.11展示  宮崎いず美

4月14日(土)-5月13日(日)

会場  ASPHODEL 京都市東山区八坂新地末広町99−10

時間  11:00-19:00

休み  火曜日

料金  ¥600(学生¥500)中学生以下は無料 / 身障者は無料、付き添いは通常料金