遅咲きの普賢像桜と名物・千本えんま堂狂言のコラボ
そして、毎年恒例行事である千本えんま堂狂言が5月1日から開催。こちらは無料で誰でも狂言を鑑賞できます。
遅咲きの普賢像桜を見にやってきました。GW中でしたが、朝だったのでまだ参拝客は少なめでしたが。
ちょうど入って左手の建物の屋根部分に閻魔像。彩色されていて、こちらにあるのはわりと新しい像。
この奥に閻魔法王が安置されてるみたいです。
千本通りはかつて平安京の主要道路・朱雀大路でした。そして、この辺りは「蓮台野(れんだいの)」と呼ばれ、平安京の三大風葬地のひとつ。当時は死体を雨風にさらす風葬で、この地で死者の魂を弔ったといわれています。
千本通りはかつて平安京の主要道路・朱雀大路でした。そして、この辺りは「蓮台野(れんだいの)」と呼ばれ、平安京の三大風葬地のひとつ。当時は死体を雨風にさらす風葬で、この地で死者の魂を弔ったといわれています。
鐘の上に大きな湯呑茶碗が飾られていますが、閻魔様の湯呑茶碗だとか。
梵鐘。死者の魂を送り、塔婆(とうば)供養と迎え鐘を用いて先祖の魂を再びこの世に迎えて供養。
現在でもこの風習は残され、お盆にここで「お精霊(しょうれい)迎え」が行われています。
ちょうどお堂の北西側に普賢象桜。満開ですね。
紫式部供養塔。円阿上人の勧進により建立。紫式部のあの世での不遇な姿を見て成仏させるために建立した供養塔と伝えられています。
茶釜塚。茶釜を供養するんですかね。周辺には散り桜。
ここを狂言舞台にされるんですかね。すでに準備されてました。ちょうど桜と狂言を一度に両方鑑賞できる季節。オススメです!
千本えんま堂 へのツイート
千本えんま堂の遅咲きの桜🌸ちょっと盛り過ぎてるけどまだ綺麗やった pic.twitter.com/75u9dXgFOA
— ゆぱぱ (@yupa_summer) 2019年4月28日
寛仁年間(1017 – 1021年)、源信の弟弟子・定覚により開山。現世と冥土を行き来し、閻魔王とも交流があったと伝えられる小野篁(802年 – 853年)開基。高野山真言宗のお寺。