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早春を彩る蝋梅と寒あやめ
のちにそれが真如堂(真正極楽寺)の阿弥陀如来であることがわかり、返還することに。残念に思った深誉が二十一日間念仏を唱え、最後の夜に旅の僧があらわれ共に念仏。翌朝旅の僧の姿はなく、代わりに本尊の阿弥陀如来が分かれて二体に。一体は真如堂に、もう一体はこれまで通り、大蓮寺の本尊として祀ったと伝わります。
そして、飛ぶが如く走るが如く洛中洛外を走って走って走り通した通称『大蓮寺の走り坊さん』が名物で、足腰健常を願う方の信仰も厚いお寺。走り坊さんのポスターの横に京都マラソンのポスターが貼られていて、なんだか相乗効果ありますね(笑)
そして、飛ぶが如く走るが如く洛中洛外を走って走って走り通した通称『大蓮寺の走り坊さん』が名物で、足腰健常を願う方の信仰も厚いお寺。走り坊さんのポスターの横に京都マラソンのポスターが貼られていて、なんだか相乗効果ありますね(笑)
境内は静かでこじんまりとしたスペース。この日は少し春めく暖かさも感じられる朝で、青空にも恵まれ清々しい空気。
さらに寺門入ってスグの足元。お寺の方が『寒あやめ』と案内表示してくれてます(笑)
菖蒲と言えば夏の花ですが、まだ肌寒い早春の中少し低位置に鮮やかな紫色を放っています。図鑑などで調べると、『カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲)』という、地中海の東部沿岸から西アジアが原産の菖蒲で、日本では1~3月の寒い時期に咲く花のようで、ちょっと珍しくもあり。
菖蒲と言えば夏の花ですが、まだ肌寒い早春の中少し低位置に鮮やかな紫色を放っています。図鑑などで調べると、『カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲)』という、地中海の東部沿岸から西アジアが原産の菖蒲で、日本では1~3月の寒い時期に咲く花のようで、ちょっと珍しくもあり。
暑い季節には花蓮の名所として知られ、お寺の名称『大蓮寺』にも由来するんですかね。花蓮の鉢がたくさんありました。見ごろシーズン真逆の今ではこんな様子ですが、また鮮やかな花が咲くころに訪れたいですね。
そして、境内に南側に蝋梅。
中国原産の落葉樹。半透明でヌラヌラとした光沢のある黄色い花がその特徴。なんともかぐわしい香りを放ち、朝日に蝋細工のような花が照らし出され、独特の雰囲気を放っていました。昨年と比較すると、ぼちぼち終盤なんですかね。
中国原産の落葉樹。半透明でヌラヌラとした光沢のある黄色い花がその特徴。なんともかぐわしい香りを放ち、朝日に蝋細工のような花が照らし出され、独特の雰囲気を放っていました。昨年と比較すると、ぼちぼち終盤なんですかね。
本堂・阿弥陀如来立像を安置。女人救済、安産に御利益あり今も信仰を集めています。本堂の南側には紅梅の木がありますが、そちらはまだ蕾状態で、開花にはもうしばらく日数を要する雰囲気。
参道の傍らには、白河天皇が1076年(承保3年)に建立した仏教寺院『法勝寺』の礎石があります。かつて院政期に造られた六勝寺の一つで、六つのうち最初にして最大の寺だったとか。応仁の乱以後廃絶しましたが、この周辺では今でも地名や史跡からその名残を感じることができます。
奥には授与所もあり、御朱印やお守りなどもあります。
蝋梅はそろそろ終盤にさしかかり、それに代わって今度は紅梅ですかね。早春の伊吹を静かに感じ取れるお寺ですね。
蝋梅はそろそろ終盤にさしかかり、それに代わって今度は紅梅ですかね。早春の伊吹を静かに感じ取れるお寺ですね。
慶長5年(1600年)、専蓮社深誉上人が伏見で金色に輝く阿弥陀如来を見出し、供養する者がいないことを悼み、持ち帰って今の下京、五条に仏堂を創建したのがお寺の始まり。