【京都寿司】祇園・鯖寿司名店の季節限定『大人のいなり』必食!八坂神社前の老舗「いづ重」

おおきに~豆はなどす☆今回は東山区祇園、八坂神社石段下にある京寿司の老舗。2023年にリニューアルオープンを果たした鯖寿司の名店ですが、侮れない美味しさのいなり寿司、しかも季節限定いなりに注目。

目次

全国的にも知られる祇園京寿司老舗の季節限定いなり寿司

東山区祇園北。八坂神社の向かいにある創業100年以上つづく京寿司の代表格的老舗『いづ重』。
京都の鯖寿司名店として、よくテレビや雑誌でも紹介され、全国的にも知られる有名店。

しばらくお店の改装工事をされていましたが、2023年にリニューアルオープンを果たし、ようやく来店。工事中はこんな様子でした。そして、工事前の店舗はアーケード沿いにいきなり店舗玄関口に繋がるような古い佇まいのお店で、それも老舗らしい風情で個人的には好きでしたが。

新しくなった店舗はちょっとした石畳や植栽のあるエントランスを経て、お店の入口にたどり着くような構造になっています。それでも老舗らしい色調を貴重にされていることがわかる雰囲気。

この日はお店で食べて行こうかと思っていましたが、すでに行列がかなり出来ているのと、厨房内もてんてこ舞いな忙しさのようなので、テイクアウトすることに。

店内入ってすぐの場所にカウンターと厨房があり、奥でご主人他数名で絶賛調理中の様子でした。それを隔てた左手に飲食スペースがあります。

で、今回はテイクアウトということで、カウンターで注文。

名物の鯖寿司をはじめ、人気の上箱寿司などある中、今回のお目当てはいなり寿司。定番いなり寿司の他、この時期限定の焼き九条ネギ入りのいなり寿司があると知り、自称ネギスキーとしては是非食べてみたい!とやってきました(笑)

そのいなり寿司。見た目、入数5個、価格1026円はどちらも同じですが、定番は柚子、牛蒡、麻の実入り。そして、季節限定のほうは京野菜、焼き九条ネギ入りで通称『大人のいなり』。尚、大人のいなりは春分の頃くらいまでは販売予定とのこと。で、今回は味比べもしたかったので、それぞれ1食ずつ購入。

さらに、来る11月23日(祝)には2階に設えたお座敷の「席披き」「炉開き」のお茶会を実施で
本邦初公開。祇園はじめ各所でお茶席を開催する『黙楽庵なかじ』が取り仕切り、予約制とのこと。

そして、こちらがテイクアウトしたいなり寿司。青いシールのついたほうが『大人のいなり』。

見た目ほとんど同じ。

こちらが通常のいなり。

そして、大人のいなり。

お箸も添えられているので、そのまま箱から食べることもできましたが、自宅なので一応お皿に移し替えました。上がいなり、下が大人のいなり。バランと甘酢生姜も添えて。

どちらのいなりにも共通して言えることですが、いいお揚げ使ってはります(笑)これまでにもいろいろな場所でいなり寿司を食べてきましたが、わりと分厚めのしっかりとした寿司揚げです。

で、まずはいなり。しっかり甘めに炊かれたお揚げですが、その歯ごたえやお揚げの風味は十二分に残っていて、お揚げの個性ありあり。よく調味ばかりを重視するお揚げもありますが、お揚げの美味しさそのまま残っているのが特徴。そして寿司飯にはそのお揚げの甘みとともに、ふんわり柚子の風味、小さく埋め込まれた牛蒡の炊いたん、さらにわりと大きめの自家炒りされた様子の麻の実が噛むごとにカリッと音を立てつつ、香ばしさが口に広がります。麻の実がこんなに主張するいなり寿司も唯一無二かも。

さらに大人のいなり。焼き九条ネギが細かく中に入っており、それがいい具合にネギの甘さをかもし、シンプルに九条ネギの美味しさを楽しむような構造に。

そして、甘酢生姜。よく研がれた包丁でスライスされたであろう断面の光沢と舌触りの滑らかさ。これだけで、老舗の仕事ぶりの丁寧さが伝わってきます。たかが甘酢生姜と侮ることなかれ。

それぞれの持ち味を最大限に活かしつつ仕上げられたいなり寿司。京寿司の老舗にかかると、ここまで本気度増したいなり寿司に昇華されるのか、という驚きも感じられます。ぜひ、お試しあれ!ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

店名:いづ重
場所:京都市東山区祇園町北側292−1
営業時間:10:30~18:00 
定休日:水曜日・木曜日
TEL:075-561-0019
https://gion-izuju.com/