【京都紅葉】一度は見たい!美しい額縁紅葉と人気のお地蔵様に会える「圓光寺」

京都市左京区にある、人気の紅葉名所。拝観予約が10月20日よりスタートしています。予約方法と境内の見どころも紹介させていただきます。

目次

洛北屈指の紅葉名所

圓光寺は、左京区一乗寺にある臨済宗の寺院です。紅葉の名所として、国内外からたくさんの方が訪れます。

※写真は過去の様子です。

~紅葉特別拝観~
期間:2025年11月10日~12月10日
時間:8:00~17:00
拝観料:大人1500円、高中小学生800円
予約方法:公式サイト(下記URL)より、予約カレンダーに進み、日時を指定します。拝観人数、氏名やメールアドレスなどを入力し予約します。拝観当日、予約画面を見せて、拝観料を支払う形になります。
https://www.enkouji.jp/news/

見どころ

奔龍庭(ほんりゅうてい)

拝観入り口より順路を進むと、平成25年に完成した『奔龍庭(ほんりゅうてい)』が迎えてくれます。ぐるっと巻いた白砂は、雲海を見立てていて、龍の顔を石組みで表現。稲妻を表した石柱はかつて井戸の部材として使用されていたそうです。
十牛之庭の紅葉と相まって秋色に染まり、春はしだれ桜が見事で、四季折々印象が変わります。

十牛之庭

赤く染まる紅葉が美しい、書院から見る『十牛之庭』です。額縁の中に、色づいた紅葉が収められているようで、一度は見たくなる風景です。

微笑みのお地蔵様

微笑みのお地蔵様です。SNSなどで人気のお地蔵様で、笑顔に癒されます。敷紅葉に囲まれて嬉しそうですね。十牛之庭の端の方におられますが、小さいお地蔵様なので、見落とさないように、探してみてくださいね!

圓光寺型水琴窟

本堂前にある圓光寺型水琴窟です。赤い紅葉が飾ってあり、季節のおもてなしをされています。
水琴窟とは、手水鉢の下に空洞があり、そこに水瓶などを置き、水滴を落下させた時の音を、反響させる仕組みになっています。カラン、カラン…と癒しの音が聞こえます。

応挙竹林と栖龍池

洛北最古とされる「栖龍池」、応挙竹林は、円山応挙が描いた雨竹風竹図のモチーフとなっています。

裏山からの境内

境内では、裏山に登ることができ、徳川家康公の葉を埋葬したお墓があります。その横に、東照宮があり、付近からの眺めです。お堂が紅葉の海の中にいるようで、見事です。

瑞雲閣

瑞雲閣は、紅葉特別拝観時のみ入れるお部屋で、お庭の紅葉をゆっくりと眺められます。いつもたくさんの人がおられますが、この日は珍しく人が少なくて、書院からの眺めと同じく、こちらも額縁に絵画が入ったような、景色に魅了されました。

宝物館

奔龍庭そばの瑞雲閣内にある宝物館です。こちらには円山応挙が描いた「雨竹風竹図屏風」(レプリカ)が常設展示されています。

今回は圓光寺の紅葉特別拝観についてご紹介させていただきました。拝観について、昨年は枠が空いていれば当日入山することもできそうでしたが、予約した方が安心です。機会があれば、立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:圓光寺 えんこうじ
住所:京都市左京区一乗寺小谷町 13
電話番号:075-781-8025
アクセス:叡山電鉄一乗寺駅から徒歩約15分、京都市バス「一乗寺下り松町」下車徒歩約10分
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