幕末の転換点『薩長同盟』ゆかりの地
上京区、地下鉄鞍馬口駅から鞍馬口通りを西へ。スーパーや個人商店もある、庶民的な雰囲気も漂う場所。
その鞍馬口通り沿いにある有名カフェ。今から10年前の作品ですが、小林聡美、小泉今日子、加瀬亮出演の映画『マザーウォーター』の舞台ともなった場所。映画の中では水割りが美味しいバーでしたが。
そのカフェの角に建つ比較的新しい石碑。
2017年『京都歴史地理同考会』によって建立。「薩長同盟所縁之地」「近衛家別邸 御花畑屋敷跡」「小松帯刀寓居跡」と書かれています。
さらにカフェの建物の西沿いには案内板も設置。
かつてこの場所には、公家五摂家のひとつ近衛家の別邸である御花畑屋敷があり、幕末には薩摩藩の家老・小松帯刀の仮住まいがここにあり、この場所が薩長同盟締結の舞台となった、と言われています。
かつてこの場所には、公家五摂家のひとつ近衛家の別邸である御花畑屋敷があり、幕末には薩摩藩の家老・小松帯刀の仮住まいがここにあり、この場所が薩長同盟締結の舞台となった、と言われています。
こちらは、鹿児島県歴史資料センター黎明館蔵の御花畑絵図。これを見ると、かつてこの周辺に水場や水流があったことが描かれ、そんな場所あるか?と思ってグーグルマップと照らし合わせてみると、たしかにその名残りのような水場が今でも確認できます。
慶応2年(1866年)、長州藩・桂小五郎や薩摩藩・西郷隆盛らが坂本龍馬や小松帯刀の仲介により締結された薩長同盟。締結に至るまでの会見やそれに伴う宿泊などここで行われたことが、当時の日記や歴史資料にも残されています。
日本史、幕末の転換点にもなった一大事・薩長同盟。その舞台となった場所をめぐりつつ、当時の様子に思いを馳せたいですね。
日本史、幕末の転換点にもなった一大事・薩長同盟。その舞台となった場所をめぐりつつ、当時の様子に思いを馳せたいですね。
御花畑屋敷跡へのツイート
【No.1】
— ザキオカの日本史スポット探訪 (@rekimari) April 5, 2020
トプ画のこの写真は昨夏に撮った、「御花畑屋敷跡」。ここで幕末、坂本龍馬、桂小五郎、西郷隆盛による薩長同盟が結ばれた場所である。現在は石碑のみが残っているが、あの歴史が大きく動いた場所が目の前にあるということだけでときめく。石碑だけでも行ってみる価値のあるものは沢山ある。 pic.twitter.com/PcZRNLuSwj
基本情報
名称:御花畑御屋敷跡
住所:京都市上京区森之木町
住所:京都市上京区森之木町