祗園にオープン!あの京料理の名店・草喰なかひがし流の京都の朝食店☆「喜心(きしん)」

おおきに~豆はなどす☆常に満席で予約至難の京料理の名店・草喰なかひがしの息子さんが手がける朝食店。なかひがし流の朝食をいただきに行ってきました。

目次

朝7時30分スタートの朝食

あの京料理の名店・草喰なかひがしの三男さんが朝食のお店をオープンした!とウワサを聞きつけて。なかひがしファン、いや正確に言うとなかひがしのご主人ファンの私としては、もう行くしかないな、と(笑)

祇園・花見小路から、あの九条ねぎうどんで行列のできる萬屋のある通りの並び。建仁寺のすぐ近く。

最近京都も新しいホテルがいっぱい増えましたね。こちら花とうろホテル祇園、その1階部分に。

ホテルと朝食の連携をしてるわけではないということでしたが、外国人観光客の宿泊も多いということで、こんなワールドワイドな雰囲気のネームプレート。

朝食といっても、7時30分~14時まで営業されてて、その間70分刻みの枠設定で5回転。

さらに、夜はシェアキッチンとして活用。5ヶ月ごとに国内外で活躍する料理人やユニットチームがいろいろなコンセプトで期間営業。

店内は和モダンでシンプルなL字カウンター10席。

そして、テーブル席6席。

汁物は3種類の中からチョイスする「一飯一汁」朝食

朝食はこのコースのみ。汁物は3種の中からチョイスで「一飯一汁」。あと、オプションメニューもあり、といった構成。

まずは向付。汲み上げ湯葉に塩、オリーブオイル、わさびでいただく。フレッシュのヤングコーンが添えられて。

スゴく濃厚で滋味あふれるコクと深み。塩で食べるとその繊細さがさらに際立ちます。ヤングコーンのポリポリとした食感がまたよし。

草喰なかひがしの定番・おくどさんご飯方式をこちらでも。
なかひがしのような「煮え花(にえばな)」よりもさらに少し加熱が進んだ頃合い。

器もこだわりがあり、器プロデューサーがいて、センスのいい若い作家の作品からセレクトされたものがならぶ。頂く前に、ご飯茶碗数種類あった中からチョイスし、私はこの器で。

まずは試食を兼ねて少量。お米は山形米。コシヒカリよりも土鍋炊きにあう品種なんだとか。

3種からのチョイスの汁物。私は日替わりでエビとトマトの海鮮系のものを。
アサリ、海老、焼豆腐、トマトに鰹出汁系の汁でさらに旨味が際立つ仕上がり。

すんごいデカイエビがゴロゴロと2尾も。プリプリで食べごたえあり。

友人チョイスは京白味噌の豚汁。白味噌はなかひがしの女将のご実家のもの。なかひがしでも通年汁物は白味噌仕立てですからね。こちらでも豚汁を白味噌仕立てというのは定番なんでしょうね。

玉ねぎ、中勢以の熟成豚、ねぎぼうずや胡椒が吸口に。少し味見させてもらいましたが、玉ねぎの甘みが十分出て、さらに白味噌の上品な甘さ。豚肉はわりとあっさりと汁の味を壊さないような仕上がり。

一飯一汁の朝食の全体像としてはこんなかんじで。

でました(笑)おなじみのうるめいわしの丸干し。なかひがしよりも小ぶりなものが2尾。

いいうるめいわしです。噛むほどに旨味が口の中に広がって。

オプションで山田農園の卵でTKGに。「君だけに」で(笑)

醤油をかけて

そして、くちゅくちゅとエロ画を堪能しつつ混ぜ合わせていただく。黄身だけにすると、さすがに濃厚ですね。贅沢なTKG。

そして、パリもありますよ(笑)おこげをスナック感覚で。一保堂の熱いお番茶をいただきながら。

日本の上質なものを集めてこしらえられた朝ごはん。考えてみると、外で朝食、それも和食となると超格式高そうなお店はあるけど、もう少しカジュアルな感じで、でもクオリティは落とさず、てお店あまりないな、と。そんなコンセプトでオープンされた朝食店。

源流となる草喰なかひがしの血はたしかに脈々と流れてましたよ。

ヨ~イヤサ~♪

喜心 への口コミ

喜心 基本情報

住所:京都市東山区小松町555 花とうろホテル祗園1階
電話番号:075-525-8500
営業時間:7:30~14:00
定休日:木曜日
関連サイト:https://www.kishin.world/