【京都ランチ】日本海の幸満載☆予約必須の本格ナポリピッツァ「藤原鮮魚店 uRashiMa」

京都府京丹後市網野町。
以前から来たかった人気のナポリピッツァ専門店『藤原鮮魚店 uRashiMa』。予約必須の人気店で、この日は平日ランチで伺いました。店のすぐ近くには漁港があり、ここで水揚げされた鮮魚を使った料理が食べられるとのこと。

店名「藤原鮮魚店 」も、もともとご実家が鮮魚店で今でも鮮魚を販売されてるとか。なので、魚介の扱いには昔から精通されているんだろうな、と期待大で臨みました。

静かな街道沿いの漁師町にたたずむお店はこちら。店前には薪が積み上げられ、薪窯焼きのピッツァを提供されていることがわかります。

こちらのご主人は渡伊してナポリで修業後、本格ナポリピッツァの名店『さくらぐみ』や『神戸北野ホテル』のイタリアンで腕を磨いた末、地元京丹後を盛り上げようと、実家鮮魚店の一部を改装し2017年に店をオープン。以来、テレビや雑誌でもよく取り上げらえる名店で、地元民のみならず大阪や兵庫からの客も多く、客足が絶えない人気店。

お店はカウンターのみの6席。ですが、コロナ禍ということで間隔を空け、この時4席稼働で営業されていました。この日は11時半、13時、14時半スタートの3回転でランチ営業されてる様子。その13時に伺いました。

カウンター前には厨房スペースの3分の１ほどを占めるピザ窯。時折ご主人が薪をくべていたり。

そしてメニュー。もちろんピッツァばかりです。全30種類ちょっと。他、店主オススメのピッツァもあります。

他、前菜は盛り合わせスタイルのようで、その日によって内容が違うみたいです。

今回は前菜盛り合わせとピッツァ2種類。トマト、モッツァレラ、バジリコの乗ったマルゲリータインテグラーレ、店主おまかせのハーフ＆ハーフを注文。

昼間からお酒も飲みたかったんですが、そのあともいろいろと回る予定だったので、おとなしくガス入りのお水を注文。

2012年に開催された本場イタリアのピッツァの世界大会に出場。独創的なピッツァが評価され、ファンタジーア部門で世界第２位の成績をおさめたご主人。その実力が今日の人気につながっているんでしょうね。

そしてお話をいろいろ伺ってると、とても真摯な方だなという印象を受けました。

そして前菜盛り合わせが登場。とても私好みのボリューム感（笑）

時計回りで、地元みかんの生ハム巻、紫芋チップス、カリフラワー酢漬け、オリーブ、地バイ貝マリネ、地蛸、弥栄窯パンとバター塩ウニ、イタリアン葉物、イカリングフライ、うるめいわしの燻製チーズフライ、蛸出汁入りナポリ式揚げパン。

まずはうるめいわし。うっすら燻製チーズの味がして、うるめいわしの肉厚感と揚げたてサクサク。

これが面白い味わいでした。カリカリの紫芋チップスに柑橘系果汁、おそらくみかんと思われる果汁の浸みたフルーティーな味わい。

地蛸味濃厚のフワフワ揚げパン。これも本場感。

これもよかった。パン通の間で知られる弥栄窯のライ麦パンにこのバターと濃厚塩ウニがベストマッチすぎる。

最近親戚にももらい、その美味しさに注目の一口サイズの地みかん。味が濃厚でそれを生ハムに巻いて。いいマッチング。

そして、そのあと窯から焼き上がったマルゲリータ。熱々で湯気が立ち上っています。

そして、熱々を一口。

もともとご主人は名店『さくらぐみ』のご出身ということで、私もさくらぐみが好きで何度か赤穂で食べたことありますが、それを感じさせる生地の美味しさ。ちょっと生地自体に滋味深い味があるんですよね。そこにシンプルにトマトソース、モッツァレラ、香り高いフレッシュバジル。唸る美味しさ。

さらに2枚目を作成中のご主人。カウンターからも見えます。

そして、高温の焼き窯で一気に焼き、ものの数分でお皿に乗って登場。こちらがご主人オススメのハーフ＆ハーフ。

ちょっとこの景色だけでも独創的。片側のトッピングにうるめいわしのマリネが乗っています。乗せて焼いたのではなく、生の状態。それだけ鮮度がいいということでしょうかね。

他、ルッコラやトマト、チーズなども。うるめいわしの脂の乗りと、とろりとした食感が香ばしい焼きたてピッツァの味わいが合わさり、いわしの鮮度がよくないと成立しない唯一無二の技法と美味しさ。そして海鮮好きにうれしいピッツァ。

そして、こちらはアンチョビとリコッタなど。アンチョビとチーズの旨味が相乗効果で感じられ、こちらも濃厚で美味。季節によっても野菜や鮮魚が異なるようで、また別の季節にも伺いたいお店。予約必須の人気店です！

ヨ～イヤサ～♪