南禅寺界隈にある東山や疎水を利用した名勝庭園有する別荘
幕末から明治・大正にかけて活躍した軍人そして政治家であった山県有朋の別邸。そして、近代日本庭園の先駆者として知られる庭師・小川治兵衛の作庭のによる日本庭園は、国の名勝指定。
以前にも何度か来たことがありましたが、ちょうど新緑の季節を狙って友人とやってきました。
この日は桜シーズンもほぼほぼ終了し、まるで初夏を思わせるような日差しと陽気。
外観はまるで蔵づくりのような、こんな造りだったかな?と思いつつ、洋館を拝観。
日露戦争開戦前に行われた無鄰菴会議の会場。その顔ぶれに山縣有朋はもちろん、伊藤博文も立ち会った史の一ページをつくった場所。
以前は光も差し込む部屋だった記憶があるんですが、内装の保存のため、今は遮光されているんですかね。
日露戦争開戦前に行われた無鄰菴会議の会場。その顔ぶれに山縣有朋はもちろん、伊藤博文も立ち会った史の一ページをつくった場所。
以前は光も差し込む部屋だった記憶があるんですが、内装の保存のため、今は遮光されているんですかね。
御茶室もあり、中はギャラリースペースになっていました。
御茶室や母屋はレンタルスペースとしても貸し出され、イベントなどにも利用されていました。
御茶室や母屋はレンタルスペースとしても貸し出され、イベントなどにも利用されていました。
東山や疎水にもほど近い立地を有効活用し、借景や庭園内の小川のせせらぎを演出。このすぐそばには仁王門通りがあって、車が行き来している立地であることを忘れるような静けさと清涼感。
びっしりと生える苔には木漏れ日も差し込み、まるで絵画的でもあり。
巷の桜も散り、そろそろ出番か?と待機中の菖蒲。この新緑の庭園に紫色の花が咲き誇る様子を想像してみたり。
そして、母屋を利用した庭園カフェがあるというので、利用することに。靴を脱いで座敷へ。
メニュー。
季節のお菓子とお抹茶や日本茶各種。コーヒーや紅茶などもあり、お菓子には京阿月のどら焼きやレトロな焼き菓子で知られる寺町 ・村上開新堂のロシアケーキもあります。
季節のお菓子とお抹茶や日本茶各種。コーヒーや紅茶などもあり、お菓子には京阿月のどら焼きやレトロな焼き菓子で知られる寺町 ・村上開新堂のロシアケーキもあります。
アンティークな波打つ造りのガラス越しに、窓枠で切り取られた庭園風景もまたオツな世界観。
今回は福寿園のお抹茶と真盛豆のセット600円を注文。
玉苔に模した真盛豆も、この新緑の庭園を見ながらいただくにはベストチョイスなお菓子。
優雅なひと時を味わえました。岡崎界隈の観光途中、ちょっと一服がてら立ち寄るにも素敵なスポットです。
優雅なひと時を味わえました。岡崎界隈の観光途中、ちょっと一服がてら立ち寄るにも素敵なスポットです。
無鄰菴 へのツイート
詳細情報
名称:無鄰菴(むりんあん)
住所:京都市左京区南禅寺草川町31番地
電話番号:075-771-3909
入場料:大人600円
拝観時間:
4~9月 9:00-18:00
10~3月 9:00-17:00
休場日:12/29~31
公式サイト:https://murin-an.jp/
住所:京都市左京区南禅寺草川町31番地
電話番号:075-771-3909
入場料:大人600円
拝観時間:
4~9月 9:00-18:00
10~3月 9:00-17:00
休場日:12/29~31
公式サイト:https://murin-an.jp/
ここ南禅寺界隈は別荘エリアとしても知られ、こちらもその中の一つ。すぐ隣には京料理の老舗・瓢亭もあり、静かなたたずまい。