高速道から見えるトンネル上にそびえる古墳
古墳の登り口前には広い駐車場もあり、さらに今でも土曜開催されているのかどうか不明な朝市会場が。
車を停めて、ここなら歩いていきます。鬱蒼とした前方の山がおそらく古墳。
すると、古墳公園になっている様子で、石段が整備されています。ここを登っていくと、古墳頂上にたどり着ける様子。
終始石段ですが、山登り仕様の服装が無難。それほど距離はないにしても、梅雨の暑い時期に上るには滝汗です。
古墳円周を登っていくと、途中東屋の休憩ポイントも。
今からおよそ1,600年前(古墳時代の中頃)の古墳。墳丘直径70メートル、高さ約10メートルであり、京都府下の円墳としては最大規模。
旧近畿自動車道敦賀線の建設に伴う事前調査で確認され、1988年(昭和63年)に公表。この発見から古墳の保存を優先し、当初は切通し道を建設する予定だったのをトンネルに工法変更。その結果、墳丘は保存されることに。1994年(平成6年)には国の史跡にも指定。
旧近畿自動車道敦賀線の建設に伴う事前調査で確認され、1988年(昭和63年)に公表。この発見から古墳の保存を優先し、当初は切通し道を建設する予定だったのをトンネルに工法変更。その結果、墳丘は保存されることに。1994年(平成6年)には国の史跡にも指定。
この一面緑の小高い山が墳丘のようです。
墳丘は3段構成。近くを流れる由良川の河原石が葺石として敷き詰められ、墳丘の途中平坦部には円筒埴輪が並べられて、さらなる発掘調査では家形・短甲形等の形象埴輪や土師器も出土。
そして整備にあたり、葺石が敷き直され、円筒埴輪のレプリカが並べら、このような状態に。この階段を上っていきます。
周辺は見晴らしがよく、とくに高層の建物がないので、なんとも古代ロマンを感じるような、そんな様子もうかがえます。
そして、頂上。キレイに整備され、ベンチもあります。
この古墳の被葬者は由良川の中流域を治めていた王であるとされ、出土された時の埋葬の様子がここに表されています。
この古墳の被葬者は由良川の中流域を治めていた王であるとされ、出土された時の埋葬の様子がここに表されています。
とにかく眺望がすばらしいです。いつも走行する舞鶴若狭自動車道と近くを流れる由良川が眼下に見えます。週末には古墳のライトアップもされているようで、星の観察や夜景スポットとしてもよさそうな印象ですね。
詳細情報
名称:私市円山古墳
場所:京都府綾部市私市町
場所:京都府綾部市私市町
わざわざ高速道を降りて散策するわけにもいかず、これまでスルーでしたが、この日はたまたま下道走行だったので、行ってみようと。