夜の通天橋
アジサイがみずみずしく咲いている。伽藍や楓と調和した幻想的な風景。写真スポットはたくさん。
陰影の枯山水・方丈庭園
通天橋から方丈庭園へ誘導され、木張りの床をしばらく歩く。すると目の前にライトアップされた枯山水。縁側にゆっくりと腰をおろし、じっと眺める。陰影の風景が目の前に広がっている。帰るのが億劫に。
ブルーのライトアップもまた違った印象。クラシック音楽もお堂内に流れていた。風が吹くとお堂内に木や土の香りがただよう。脳の奥深くへ、送り込むように息をする。
暗闇に灯る本堂
三門の下から眺めた本堂。あたりは真っ暗、目線の先には輝くお釈迦様。重厚な柱の間から見える、その姿。
本堂の高さは約25メートル。天井には蒼龍。力強い筆跡をうかがえる日本画。ぎょろっとした目でこちらを見ている。そして中央には、本尊の釈迦如来立像、脇侍の魔訶迦葉尊者・阿南尊者立像、四天王像が静かに佇む。あたりから夏虫が鳴くのが聞きこえる。しばらく、眺めていた。
夜の京都に、少し贅沢な凉を感じました。
ぜひ足を運んでみて下さい。
夜の京都に、少し贅沢な凉を感じました。
ぜひ足を運んでみて下さい。
詳細情報
■住所 東福寺 京都府京都市東山区本町15丁目778
■営業時間 令和3年6月4日(金) ~ 令和3年8月9(月)/午後6時30分~午後9時30分
■詳細ページ http://www.tofukuji.jp/
チケットは事前にインターネットでの予約または、当日会場で購入でき、入館料は事前の購入で2500円。
6月中旬ごろの東福寺は比較的人は少なく、涼しい。通天橋や本坊の庭園、方丈などの名所をゆっくりとまわった。上記写真は「通天橋」。季節ごとの花が両サイドに広がり、青々とした楓の陰影。ライトアップされた東福寺は、ひとあじちがう姿を見せてくれる。