産業遺産とも言えるもっこ橋
こちらの橋、面白い名前です。『もっこ橋』と言います。
明治31年~昭和55年、この界隈には製氷工場がありました。その工場で使用する保冷剤のおがくずを天日干しするため、作業員がもっこ(持籠)で担いで運ぶために作られた橋であったことから、この名がついたんだとか。
言わば、産業遺産的な橋とも言えます。
明治31年~昭和55年、この界隈には製氷工場がありました。その工場で使用する保冷剤のおがくずを天日干しするため、作業員がもっこ(持籠)で担いで運ぶために作られた橋であったことから、この名がついたんだとか。
言わば、産業遺産的な橋とも言えます。
今ではその面影はほとんどありませんが、かつてこの辺りでは疏水から水路を引き、水車による動力を活かした精麦所があったそうです。昭和45年ごろに工場は解体され、現在は空き地に。
この界隈には疏水の水力利用の水車が数多くあったそうです。
この界隈には疏水の水力利用の水車が数多くあったそうです。
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のロケ地にもなった橋で、時折観光客の方も記念撮影されてるようです。
ちょっとイメージアップですかね。「白川桜小橋」という通称も。
現在、もっこ橋は管理者不在。住民からは保存を求める声が上がってますが、老朽化が進んでおり行政側も対応に苦慮しているとか。春の桜シーズンでは記念撮影する観光客も多く、人気の橋ではあるみたいなんですがね。
現在、もっこ橋は管理者不在。住民からは保存を求める声が上がってますが、老朽化が進んでおり行政側も対応に苦慮しているとか。春の桜シーズンでは記念撮影する観光客も多く、人気の橋ではあるみたいなんですがね。
私自身、この道を通りながら四季折々の白川のせせらぎに癒される、お気に入りのスポット。この景観が変わらず存続していくことを願うばかり。
もっこ橋 への口コミ
堀池橋ともっこ橋、あと知恩院の古門前にある文字通り古門前橋。白川沿いのこの一帯、本当にすてきすぎてこういうところで暮らしたい…… pic.twitter.com/b9t2iAYHnF
— Shichiro (@pakuriman) 2018年5月1日
その途中に架かる人ひとり通れるくらいの小幅の橋。三条通りより白川下流にはさらに小幅の石橋・一本橋(行者橋)があり、よく渡る途中記念撮影する観光客も見かけますが。