巨大な岩を祀る不思議なオーラを放つ神社
西陣エリア。大通りを避け住宅街を散策中、面白いビジュアルの神社に遭遇して、何かな?と。今まで何度か通った場所ですが、この東隣にある雨宝院ばかりに気を取られて気づかなかったのか(笑)
小さな鳥居と祠はそばにある大きな木の陰に隠れぎみな状態ですが。ちょうどこの界隈、石畳を敷いた落ち着いた町並み。そんな一角にあります。
かなり小ぶりな神社ですが、ちゃんと鳥居をくぐって参拝。
すると、祠の中央には巨大な石というか岩が祀られていて、ちょっと不思議な光景。
徳川家康の二条城築城にあたり、かつて二条堀川付近あった神社の社殿を岩上通六角に移設。
ご神体である石は、後水尾天皇(ごみずのおてんのう・第108代)の母の屋敷の池に移されると奇怪な現象が続出。すすり泣く声が聞こえたり、子供に化けたり。その伝説にちなみ『禿童石(かむろいし)』と呼ばれたり。
持て余した女官たちがたまりかねて、真言宗・蓮乗院の僧に託したところ、現在に地に移ったという。「有乳山・岩上寺」と称し、授乳、子育ての信仰を集め「岩上さん」と呼ばれ親しまれてるそうな。
この辺りは名水どころも多いので、きっと御手水も同じような水質でしょうね。地下水のため、外気に比べとても温かかったのが印象的。
かつてこの界隈には南座をも凌ぐ規模だったと伝えられる芝居小屋『岩神座』もあり、大変にぎわったエリアだったんだとか。今でもその名残を受け継ぎ「岩神ホール」となってファッションショーや演劇などの舞台に。
この界隈の時代の移り変わりに、ずっと寄り添ってきた岩上さん。石とはいえ、有機的な雰囲気すら漂う神社でした。
かつてこの界隈には南座をも凌ぐ規模だったと伝えられる芝居小屋『岩神座』もあり、大変にぎわったエリアだったんだとか。今でもその名残を受け継ぎ「岩神ホール」となってファッションショーや演劇などの舞台に。
この界隈の時代の移り変わりに、ずっと寄り添ってきた岩上さん。石とはいえ、有機的な雰囲気すら漂う神社でした。
岩上神社 へのツイート
西陣の岩上神社。大きな岩が御神体として祀られてた。 pic.twitter.com/YjQnAZhWUg
— Maxie Sakamaki (@maxiejp) 2018年11月8日