行列をつくる人気スイーツ『鯛焼き麩』をイートインで
で、非常事態宣言発令前にはかなりのぎわっていた京生麩の老舗『麩嘉』。今年から販売を開始され、通常の生地を生麩に代えて焼き上げた鯛焼き『鯛焼き麩』。それが大人気で、店前を通ると行列をつくる日もあるほど。ずっと食べてみたいと思いつつ、混んでいたのでスルーしていましたが、この日はガラガラ。なので、立ち寄ってみることに。
江戸時代後期、文化文政年間創業の京生麩の専門店。本店は府庁近くにありますが、ここ錦市場店は気軽に購入できるのがその魅力でもあります。
江戸時代後期、文化文政年間創業の京生麩の専門店。本店は府庁近くにありますが、ここ錦市場店は気軽に購入できるのがその魅力でもあります。
冷蔵ケースには名物・麩まんじゅうをはじめ、いろいろな商品が並んでいます。生麩以外のものもあります。
季節の麩まんじゅう、この時期は端午の節句間近ということで柏麩まんじゅう。麩嘉の庭の柏の木から採取した柏葉でくるんだ麩まんじゅうで、季節限定5月9日までの販売。中は白味噌ベースの味噌餡で生麩生地との相性も抜群とか。
他にも一保堂のお番茶があったり、桂離宮スグの蕎麦名店・隆兵そばの鯉の辛味噌『登龍味噌』など、選りすぐりの名店の珍味も。ちょっと逸品ぞろいのセレクトショップのような。
ちょっと魅かれた『梅びしお』。ご飯のお供にもなるおかず的アイテムも。おそらくどれも名店仕込みなので、お土産にも最適なクオリティー高い品ぞろい。
乾燥麩もあります。老舗・澤井醬油のお醤油も。
もちろん、麩嘉で製造されてる生麩も各種販売されています。
で、今回の目的はこちらの鯛焼き麩。1個260円。店内で食べて行かれますか?と聞かれ、ちょうどイートインスペースも空いていたのでここで食べて行くことに。
注文を聞いてから、店員さんが焼き始められました。
注文を聞いてから、店員さんが焼き始められました。
で、少しの間イートインスペースで待機。改装されてから、以前にも増して店内落ち着いた雰囲気になり、イートインスペースもゆったりとしています。
すると、菓子皿に乗せた状態で鯛焼き麩登場。お茶も添えられ、おそらく一保堂の薫り高い炒り番茶。
鯛の背びれですかね。紙袋に描かれ、その中にちょこんと比較的小ぶりな鯛焼きがイン。生麩の鯛焼きということもあるのか、持った時の感触も柔らかいです。
そして一口。やはり、生麩だけあって食感が面白いです。モチモチとしていて、外側は焼き目の香ばしさ。中には上品な甘さの餡子。あとで知りましたが、1日30個のみの数量限定販売だそうですが、オンラインショップでも購入が可能だそうです。新境地的美味しさの鯛焼き麩。ちょうど買い物の途中のサクッと食べられる甘味というか。
そして、店頭で販売されていたこちらの乾燥焼麩『鬼麩』507円も買ってみました。カットされていない車麩。
麩嘉さんのパッケージデザイン、鯛焼き麩もそうですが、どこか民芸調でもあり、味わい深くて好きなんですよね。この鬼の絵と『ふ』の大胆構図。これ、節分の時によく売れたそうです。というか、節分向けの商品だったのかも(笑)
メーカーは別みたいですが、保存食なのでけっこう日持ちするのがいいですね。わりと気泡小さくキメ細かく食べ応えありそうな鬼麩。最近車麩をフレンチトースト仕立てにされてる場面をよく見かけるので、すき焼きや汁物に入れるのはもちろん、スイーツにも活用予定。クオリティーが高いので、自炊でも美味しく食べられる助っ人的食材になりそうですね。
ヨ~イヤサ~♪
ヨ~イヤサ~♪
この日はGW中、非常事態宣言下の平日。新型コロナウイルス上陸前の同じ時期と比べると、二度見しそうな閑散ぶりではありますが。この日は買い物途中に市場の様子をチェックしにやってきました。