無念の死をとげた戦国武将・明智光秀の御霊を祀る神社
京都府福知山市。今年からスタートするNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀ゆかりの地。丹波統治の拠点となった場所でもあり。そんな場所にある、こちらも明智光秀ゆかりの神社。
やはり大河ドラマ効果で、こちらも今注目を浴びているようです(笑)
神社前には公園が広がり、地元の方々の憩いの場でもあるような、そんな立地の神社。
公園には、今話題の明智光秀がしゃべる自販機もあります。
神社へと向かう途中の広小路通り沿いにある小さな祠。
かつてはこの場所に御霊神社があったそうです。大正7年(1918年)広小路通り拡張の際に、神社を現在の場所に移設。元々神社があったこの場所に大きな榎の木があり、榎神社として祀るように。
かつてはこの場所に御霊神社があったそうです。大正7年(1918年)広小路通り拡張の際に、神社を現在の場所に移設。元々神社があったこの場所に大きな榎の木があり、榎神社として祀るように。
もとい。現在地の御霊神社。
創祀は1705年(宝永2年)。御祭神は宇賀御霊大神で元々五穀豊穣・商売繁昌の稲荷信仰の神様。こちらが拝殿。
一方、遺恨を残し自害した明智光秀の御霊は、菱屋町にある常照寺にてかつて祀っていました。寺では度重なる由良川氾濫に伴う水害を被るため、当時福知山城主であった朽木氏が、明智光秀の合祀を許し、現在のような明智光秀ゆかりの神社として知られるように。
一方、遺恨を残し自害した明智光秀の御霊は、菱屋町にある常照寺にてかつて祀っていました。寺では度重なる由良川氾濫に伴う水害を被るため、当時福知山城主であった朽木氏が、明智光秀の合祀を許し、現在のような明智光秀ゆかりの神社として知られるように。
さらに境内には、全国的にも珍しい堤防が御神体の堤防神社が。
昭和2年、由良川氾濫から福知山市街地を守るために築かれた「大堤防」完成を機に、先人の偉業を讃え、母なる川に感謝し、洪水時の由良川の恐ろしさを忘れず、水禍の安全を祈願するために建立。毎年8月には「堤防まつり」も行われます。
昭和2年、由良川氾濫から福知山市街地を守るために築かれた「大堤防」完成を機に、先人の偉業を讃え、母なる川に感謝し、洪水時の由良川の恐ろしさを忘れず、水禍の安全を祈願するために建立。毎年8月には「堤防まつり」も行われます。
公園の片隅には、昭和28年の台風13号による浸水位標識が設置。標高20メートル余りあり、堤防神社を祀ることが必然とも思えるような、すさまじさを物語ります。
大河ドラマの影響で全国的にも注目を浴びるようになりましたが、地元の方にとっては鎮守社として親しまれる神社。
恐らく、私もこんなことがなければ参拝することもなかった神社かもしれません。ぜひ福知山へお越しの際には参拝してみてください。
御霊神社 へのツイート
福知山 御霊神社
— みぃー@城巡り (@sakura_34_saku) January 12, 2020
元々は、稲荷社でしたが明智光秀死後に、祀ってます。
謀反人のイメージが強いですが、福知山では城下町整備し善政を敷いた事から、領民から慕われてます。 pic.twitter.com/icbBmwnQlD