【京都ランチ】四条河原町に2021年オープン和食店☆間人鮮魚と『鶏飯』コスパ◎「小元」

おおきに~豆はなどす☆今回は中京区四条河原町に2021年オープンの間人産鮮魚と奄美大島の郷土料理『鶏飯(けいはん)』が味わえる和食ランチ。

目次

間人産鮮魚と奄美大島の郷土料理

中京区、四条河原町にもほど近い場所にある花遊小路。にぎやなか新京極商店街にもつながる通りですが、どこか静かで穴場的な商店街。

そんな場所に2021年にひっそりとオープンしたこちらの和食店『小元』。海の京都・京丹後の間人の鮮魚とお茶漬け感覚でサラサラといただける奄美大島の郷土料理『鶏飯(けいはん)』を味わえるお店。じつはオープン当初からずっと気になっていましたが、ちょうどこの猛暑時のランチに最適だろうと初訪問。

店前のメニューを見ると、わりとお手軽な価格設定でランチやディナーを提供され、さらに全国の銘酒も取り扱われているとのこと。

一階はカウンター席もあるようですが主に厨房スペースになっていて、エントランスからすぐ二階へ案内されます。

二階にはテーブル席、さらに掘りごたつ式の座敷テーブル席があり、今回はこちらで。

京都で鶏飯を謳った和食店って珍しいな、と思いお店の方に聞くと、もともとこちらのご主人は奄美大島のご出身で、25年ほど京都を中心に料理経験を積まれ、海の京都として知られる京丹後の間人産の鮮魚を仕入れるルートがあり、鶏飯と間人の幸をコラボした料理構成になっているんだとか。間人と言えば松葉カニブラントとして有名な地で鮮魚の宝庫。美味しいとこ取りのなかなかないコラボなので、こちらとしては興味津々ですが(笑)

鶏飯は単品でも注文できますが、さらに小鉢2品と天ぷらや間人産鮮魚のお造り、丹波牛ステーキをセットにしたランチもあり盛りだくさん。

その他、本日の日替わりランチセットもあり、こちらも鶏飯と小鉢が付きます。で、今回は間人産岩ガキとお造り2種セット1800円をチョイス。

夜メニューも一応チェック。コースメニューも3000円~12000円と幅広い設定。さらに単品メニューも充実。

ご主人の経験豊富さがそのままメニューに反映されてる印象ですが、ちょっと気の利いたアテがいろいろあり。

気になるところでは、奄美ブラックラーメンやビールを練りこんだバタートーストとか。

奄美の料理も。中でも油ぞうめんやトビンニャ酒蒸しとかどんなかな?と興味をそそります。

で、注文したランチセットはコース仕立てのように料理が運ばれてきます。まずは小鉢2品。ナスのオランダ煮と鱧の冷や汁仕立て。

一度揚げたナスを甘めのお出汁で煮たもの。夏らしいほっこりとする一品。

冷や汁。ミョウガやキュウリなどがたっぷり入っていて、味噌感より胡麻のクリーミーさ際立つ冷や汁仕立てになっています。細かく刻まれた鱧皮がアクセントになっていて、いい冷製スープといった印象。

続いて間人産岩ガキ。自家製ポン酢は少し甘めでフルーティーな印象で、添えられたスダチをきゅっと絞りつつ、口の中にトロンと含みます。肉厚で口の中いっぱいに岩ガキ(笑)この料理構成から日本酒飲まないのはどうかしてると思えるラインナップ。夜なら確実に冷酒注文してますが、あとに仕事が控えていたのでむなしくお茶で(泣)

お造りはあぶり鰆と奥にマグロの漬け。トウモロコシも添えられています。

さわら肉厚。少し塩が振ってあるのでスダチとワサビを合わせたり、醤油をつけたり。醤油は京都の老舗・澤井醤油のたまり醤油使用。

マグロの漬けもこの分厚さ。けっこうたっぷりポーションのお造りで、日本酒あったら最高だろうなとあきらめ悪く(笑)

最後、鶏飯が登場。ご飯はおひつに入れて登場し、器には霧吹きがかけられ、和食の作法をちゃんとされてるな、と。で、ここまでを通して食器の多彩さにも注目させられるわけですが、独立前からご主人が長年集められたこだわりの品なんだとか。

鶏飯の具材には錦糸玉子、椎茸煮、鶏ほぐし身、ネギ、パパイヤ醤油漬け、柚子皮、刻み海苔。

ご飯はちょうど2杯分くらいおひつにあり、まずは半分お椀に盛って具材を全種類乗せます。

その上から1日以上かけてじっくりとった京丹波の黒鶏の鶏ガラスープをかけて。こういう暑い時期こそお茶漬け感覚でサラサラ食べられるのが鶏飯の良さというか。

まずはスープ。わりと濃い褐色。恐らく黒鶏のスープに少し醤油などの調味を施されているようで、醤油ラーメンのスープのような力強さを感じます。

で、具材と共に。それぞれの味が合わさって、さらにサラサラとお茶漬け感覚。食欲がなくても進む進む。これ、呑んだ後ならさらに進むでしょうね(笑)

今回は日本酒吞めないことに最後まで後ろ髪引かれ、店員さんにも嘆き節を吐いてましたが、次回は夜うかがいたいですね(笑)

ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:京都ご飯 奄美の鶏飯 小元
場所:京都市中京区中之町565−6 花遊小路商店街
電話:050‐5492‐5175
営業時間:11時30分~14時30分 17時30分~21時30分
定休日:月曜日