早咲き桜『御会式桜』と『妙蓮寺椿』が開花中
境内は本堂を中心に、8院の塔頭があり、中には休止中ながら宿坊もあるみたいです。
境内。手前に鐘楼があり、その奥が本堂。境内奥には赤穂義士のお墓もあり、かつて歌舞伎で『忠臣蔵』に出演する演者も参拝したという場所でもあり。
本堂手前。ピンク色に色づく桜がちらほら開花。こちらは『御会式桜(おえしきざくら)』と呼ばれ、日蓮入滅時に咲いたという言い伝えに由来する桜。品種としては秋に咲く十月桜で、その開花時期は長く、お釈迦様の生誕日4月8日ごろ満開を迎える桜。可憐な花びらが特徴的。
さらに本堂裏手、寺務所前にある、寺の名前が付いた椿品種『妙蓮寺椿』。
こちらは濃いピンク色の花びらと中央に黄色い花粉をたたえ、椿を模した生菓子がそのまま貼りついているような、そんな理想的な花が咲き誇っていました。
早咲きの妙蓮寺椿は古来より茶人、文化人に珍重されてきた品種。室町時代にはすでに世に知られ、当時の有名な連歌師の歌にも詠まれた由緒ある椿。
こちらは濃いピンク色の花びらと中央に黄色い花粉をたたえ、椿を模した生菓子がそのまま貼りついているような、そんな理想的な花が咲き誇っていました。
早咲きの妙蓮寺椿は古来より茶人、文化人に珍重されてきた品種。室町時代にはすでに世に知られ、当時の有名な連歌師の歌にも詠まれた由緒ある椿。
境内にはまだまだ蕾の状態ですが、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、木蓮ですかね。これからの開花時期が待ち遠しい木々たちが点在。
こちら方丈。
方丈には豊臣秀吉より贈られた臥牛石(がぎゅうせき)と釈迦を中心に十六羅漢に見立てた置石の枯山水庭園が。そして玄関・奥書院には、長谷川等伯一派の筆といわれる濃彩の金碧画の襖絵があります。この日は残念ながら拝観していなかったので、また次回チャンスをうかがって。
方丈には豊臣秀吉より贈られた臥牛石(がぎゅうせき)と釈迦を中心に十六羅漢に見立てた置石の枯山水庭園が。そして玄関・奥書院には、長谷川等伯一派の筆といわれる濃彩の金碧画の襖絵があります。この日は残念ながら拝観していなかったので、また次回チャンスをうかがって。
周囲の塔頭では、京都市の指定名勝になる枯山水庭園があったり、御朱印もあったり。
これからの春めく陽気で、いろいろな花が楽しめそうなお寺ですね。
これからの春めく陽気で、いろいろな花が楽しめそうなお寺ですね。
お寺の来歴は、永仁2年(1294年)、五条西洞院の酒屋柳屋仲興が日像に帰依し、その夫人(妙蓮法尼)によって邸内に法華堂を建立。その後、幾多の移転や復興あり、天正15年(1587年)、豊臣秀吉の命により、現在地に移転。さらに大火もあり、寛政元年(1789年)再建。