目次
紅葉グラデーション展開中「南禅寺」
左京区、日本の禅寺の中で最も格式高い臨済宗南禅寺派の総本山寺院『南禅寺』。京都三大門の一つにも数えられる三門はお寺のシンボル的存在。その周辺と塔頭・天授庵の白塀あたりにモミジが集中しますが、一か月前と比較するとかなり紅葉進みグラデーション展開中。
他、法堂まわりの桜も紅葉し始め。そして今年国宝指定された琵琶湖疏水・水路橋『水路閣』まわりは毎年遅めで、これからといった様子。それでも全体的な印象としては、昨年より紅葉スピード早め。
名称:南禅寺
場所:京都市左京区南禅寺福地町86
名称:南禅寺
場所:京都市左京区南禅寺福地町86
今週末からライトアップ開始☆京都随一の紅葉名所「永観堂」
正式名称『禅林寺』、地元では『永観堂』呼称の方が馴染みあるお寺。空海の高弟・真紹僧都が開基、ご本尊・阿弥陀如来は通称「みかえり阿弥陀」で知られています。紅葉の名所として名高く『秋はもみじの永観堂』のキャッチコピーでもおなじみの京都紅葉の王道スポット。さまざまな品種のカエデが約3000本あり、紅葉進行具合がそれぞれ違い、比較的長期にわたり紅葉を楽しめるスポット。
こちらも先月に比べかなり紅葉が進んだ様子。塀越しからの目視になりますが、特に境内にある「放生池」周囲の紅葉が目立ち、錦秋の趣き。そして11月15日からライトアップも開始され、絶好のタイミングと言えそう。
名称:永観堂禅林寺
場所:京都府京都市左京区永観堂町48
名称:永観堂禅林寺
場所:京都府京都市左京区永観堂町48
文字通り秋思にピッタリの紅葉「哲学の道」
京都歩きの代表的スポット『哲学の道』。琵琶湖疏水分線に沿った遊歩道で、多くの作家、文人に愛される憩いのスポット。基本的に桜並木がメインですが、所々モミジやドウダンツツジなどもあり紅葉を楽しめます。特に大豊神社周辺の紅葉バリエーション豊富。哲学する道にふさわしく、秋を思いながら歩きたい場所。
名称:哲学の道
場所:京都市左京区若王子町周辺
名称:哲学の道
場所:京都市左京区若王子町周辺
苔むす茅葺きの山門&紅葉はまだ早め「法然院」
鹿ケ谷にある浄土宗系のお寺『法然院』。鎌倉時代、法然が弟子たちと共に六時礼讃行を修した草庵から由来し、さらに江戸時代に知恩院第38世の萬無が念仏道場として法然ゆかりの地に再建したのが今の姿。東山連山の裾野の緑豊かな境内には文豪・谷崎潤一郎の墓所もあり。見どころは苔むした茅葺屋根の山門&紅葉のコントラストだが、例年こちらは紅葉遅めでもう少し先の様子。砂絵「白砂壇」の絵柄も、これから紅葉バージョンに。
名称:法然院
場所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30番地
名称:法然院
場所:京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30番地
国宝指定で注目の紅葉スポット「琵琶湖疏水」「蹴上インクライン」
今年国宝指定され注目を集めるスポット。明治時代に琵琶湖の水を京都へ引き込み、水運、発電など近代化に大きく寄与した産業遺産『琵琶湖疏水』。それに付随する、長さ582メートルにわたる傾斜鉄道阿跡で、その長さは世界最長と言われる『蹴上インクライン』。これら周辺も、寺社仏閣にはない趣きの紅葉が展開するスポット。特に平安神宮大鳥居や美術館周辺の紅葉は、洋館、モダン建築とも相まって、まるでフランス・パリを思わせるような光景。桜を中心に紅葉中。
名称:琵琶湖疏水
場所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町
名称:琵琶湖疏水
場所:京都府京都市左京区岡崎成勝寺町
名称:蹴上インクライン
場所:京都市東山区東小物座町339
場所:京都市東山区東小物座町339
最後に
昨年は猛暑の影響で紅葉遅れ気味で、今年もそれに倣い紅葉遅めという事前予想でしたが、最近の急激な冷え込みの影響か紅葉かなり進み、もしかしたら昨年より紅葉スピード早めでは?という印象。このエリアに限っては、現時点でもわりと紅葉を楽しめます。ご参考に。