【京都花めぐり】多種の秋明菊が楽しめる名所「善峯寺」【大原野エリア】

秋に咲く可愛いお花は多種ありますが、秋明菊もその一つ。楽しめる所はたくさんありますが、これだけの群生は希少です。一重と八重と多種多様。花期も長く、10月下旬まで楽しめます。境内には山門周辺を中心に、点在して咲いています。境内の名所と共に秋明菊が楽しめるポイントを紹介します。(10月上旬撮影)

目次

広大な境内に咲く秋明菊が楽しめます♪

善峯寺は、長岡京市に隣接する京都市西京区大原野にある寺院です。
境内は3万坪と広大で、春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉と見どころが多く楽しめます。
アクセスは阪急東向日駅からバスで30分ほど。バスの本数は少なく、冬季は休止しているそうなので、ご注意くださいね!

参道入り口

最寄りバス停から頂上の薬師堂までは散策しながら軽く登山している様な感覚です。バス停も山の中腹ですが、ひとまずここから山門までの坂道が私的最大の頑張りポイント(笑)可愛い秋明菊に会うために頑張って登ります(笑)

参道には手すりがあって、途中ベンチもあるので、ひと休みしながら登れますよ!
ゆっくり登って15分ほどで山門に到着しました。

山門

善峯寺は1029年源算上人によって開山された天台宗の寺院です。
西国三十三所観音巡礼など、たくさんの方がお参りされています。
こちらで受付し、拝観料を支払います。

山門前にどーんとコロナ対策の看板がありました。
気を付けながら拝観しました。
願わくば、今年限りの風景となって欲しいです。

秋明菊(山門付近)

秋明菊(シュウメイギク)とはキンボウケ科の多年草で、貴船周辺で多く見られたことから貴船菊とも言われています。
善峯寺は秋明菊が約5000本群生しており、京都市随一の名所です。
色は白とピンク、一重と八重咲きがあり、一重から先に見頃を迎え、徐々に八重咲きが咲くことから、善峯寺ではおよそひと月の間、楽しむことができます。

山門付近

昨年は9月末に拝観しましたが、今年は八重咲きの秋明菊も楽しみたいと思い、10月に入ってから訪れてみました。
山門入ってすぐの秋明菊が満開(^ ^)
これほどまでにたくさんの秋明菊を一度に見れる所は希少です。

向かい側にも秋明菊がたくさん咲いていました。
山門付近には一重と八重、白、ピンク、濃いピンクの秋明菊があり、多種の秋明菊を楽しむことができます。

秋明菊の花言葉は「忍耐」。
そんな言葉が似合わない可愛さだと思います。

観音堂(本堂)

1692年(元禄5年)建立。
ご本尊の千手観音像は西国三十三所観音霊場の第20番札所のご本尊です。
御朱印などはこちらに隣接する納札所にて授与していただけます。

遊龍の松

壮大な松の長さは37メートルで、国の天然記念物です。品種は五葉松で、臥龍が遊ぶように見えることから、『遊龍』と名付けられており、地を這うように伸びる幹は、龍のように見え、その姿は圧巻です。
元は50メートルあったそうですが、平成6年の松くい虫の被害により、切断されました。

幸福地蔵周辺

こちらは紫陽花園付近です。
こちらには一重の秋明菊が群生しています。

幸福地蔵

「幸運を招く幸福地蔵さん」です。
~自分以外の幸せを願いましょう~
こんな言葉が書いてあります。
毎年見る度に、何が一番大事なのか、気づかされるように思います。

釈迦堂付近

釈迦堂付近には八重咲の秋明菊が中心に植わっていました。

まだつぼみが多いですが、こんなに咲いているのを見るのは初めてでした。
可憐で愛くるしいです。
秋明菊の私的印象ですが、一重の方は「和」、八重の方は「洋」と感じました。

薬師堂

薬師堂は1701年(元禄14年)に建立。昭和63年に現在の地に移築されたそうです。

薬師堂へ向かう階段沿いに八重の秋明菊がたくさん植わっています。
10月に入ると少しずつ開花していくようです。
(10月10日頃に八重咲が見頃を迎えたと公式ページに載っていました。)

薬師堂からの眺め

薬師堂は境内の高い位置あり、京都市街を見渡す事が出来ます。
薬師堂まで頑張って登って良かったと思える景色です。

本坊周辺

本坊周辺には一重の秋明菊が咲いていました。
緩やかな階段と秋明菊。
個人的にはこの風景がすごく好きで、風情を感じる所でした。

最後に

今回は秋明菊が咲き誇る善峯寺を紹介しました。
駅から離れていますが、交通機関で行けますし、駐車場も完備されています。
過ごしやすい気候の昨今、コロナ対策に気を付けながら、秋明菊を愛でに立ち寄られてはいかがでしょうか?

善峯寺 on YouTube

【京都 Kyoto】善峯寺 秋明菊 2020-10【そうだ京都行こう】

善峯寺の境内と秋明菊の様子です。
良かったらご覧ください(^^)

スポット情報

名称:西山 善峯寺 にしやま よしみねでら
住所: 京都市西京区大原野小塩町1372
電話番号:075-331-0020
拝観時間:8:00~17:00(16:45受付終了)
拝観料:一般500円
関連ページ:http://www.yoshiminedera.com/