美しい砂ずりの藤
平等院は、1052年(永承7年)関白藤原頼通によって、父道長の別荘を寺院に改め創建されました。
1994年世界遺産に登録され、現在は国内外からたくさんの観光客が訪れています。
1994年世界遺産に登録され、現在は国内外からたくさんの観光客が訪れています。
表門前広場の藤棚です。境内の野田藤より少し前に見頃を迎える印象です。表門前で無料で鑑藤出来ます。
拝観料を支払い、表門をくぐると大きな藤棚があります。見頃発表前でしたが、きれいに開花していて、たくさんの方が撮影や観藤に来られていました。
観音堂を背に、ツツジと藤が美しいです。
約400㎡の藤棚には樹齢300年ほどと伝わる4本の藤があります。公式サイトによりますと、今年は4月上旬に開花、4月20日に見頃発表がありました。約1mほど垂れ下がった藤は、「砂ずりの藤」とも呼ばれ、その美しさに多くの人が魅了されます。
藤のそばによると、甘い香りがし、クマバチがたくさん飛んでいて、ブンブンと羽を鳴らしています。私はその音が、遠くでバイクが走っていると思っていました(笑)
鳳凰堂と藤の人気の風景です。藤と鳳凰堂、平等院らしい組み合わせに、多くの方がカメラを向けられていました。
鳳凰堂の周りに、キリシマツツジが植わっていました。藤と一緒に見頃を迎えるようで、とても綺麗でした。朱色の鳳凰堂に真っ赤なツツジが花を添えていました。
境内には平戸ツツジも点在していて、美しい新緑と共に境内を彩っていました。
新緑と鳳凰堂です。鳳凰堂は、1951年に10円硬貨のデザインに採用されました。
極楽浄土の宮殿をモデルにされたそうで、池の上に浮いているようにもみえますね。堂内には、ご本尊の阿弥陀如来座像が安置されています。平安時代を代表する仏師 定朝作であり、現存する唯一の仏像だそうで、希少ですね。堂内の見学が可能で、一度近くでご本尊を拝見してみたいです。(別途拝観料要)
現在の鳳凰は2代目で、文化財保護のため昭和43年に取り替えられたそうです。オリジナルはミュージアム鳳翔館に保存されています。
2001年(平成13年)にリニューアルした「鳳翔館」です。拝観順路の中に組み込まれていて、平等院の歴史や梵鐘、鳳凰一対のほか、貴重な文化財を見学できます。(館内撮影禁止)
今回は境内の野田藤(砂ずりの藤)を中心に紹介しました。
今後の拝観の参考になれば幸いです。
今後の拝観の参考になれば幸いです。
平等院 on YouTube
平等院の鳳凰堂と藤、ツツジを中心に境内の様子をまとめました。良かったらご覧ください(^^)
アクセスは、JR奈良線宇治駅及び京阪宇治線宇治駅より徒歩10分です。