とっておきの京都の桜【西京ver】歌人の愛した桜に会いに

今年の花見はどこに行く?有名観光地は人で溢れてゆっくり見れないし…そんな時にオススメな、京都のとっておき桜スポットをお届けします。もちろん桜以外の見どころやグルメスポット情報も盛りだくさん。伏見、大原、高雄、山科、西京、京北エリアごとにご紹介していきます!

目次

おすすめ桜スポット

西京エリアは嵐山など有名どころだけでなく、桂や大原野などゆったりできるスポットも。
映画「ちはやふる」のタイトルにもなっている、竜田川の和歌を詠んだ在原業平ゆかりの桜は必見。
桂駅周辺で腹ごしらえをして、散策してみてくださいね!

十輪寺(じゅうりんじ)

百人一首の17番歌

ちはやぶる神代も聞かず竜田川
からくれなゐに水くくるとは

映画「ちはやふる」でも登場するこの歌を詠んだ在原業平(ありわらのなりひら)が晩年を過ごしたとされる寺が「十輪寺」です。高廊下、業平御殿、茶室に囲まれた小さな庭に植わった老木は、樹齢200年と伝わる枝垂れ桜で、「なりひら桜」とも呼ばれています。立って、座って、寝て見ると見え方が変わるという「三方普感の庭」が、枝垂れ桜に覆われた華やかな姿は必見です。

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名称 十輪寺(じゅうりんじ)
住所 京都市西京区大原野小塩町481
電話 075-331-0154
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 400円
駐車場あり(15台)
アクセス 阪急電車「東向日駅」から阪急バス66系統で「小塩」下車、徒歩約1分
公式ホームページ http://narihiratera.seesaa.net/

正法寺(しょうぼうじ)

大原野神社の鳥居を背にして、すぐ左向かい。朱塗りの欄干「極楽橋」を渡った先にある「正法寺」は、桜の名所として知られ、庭園の紅しだれ桜がとくに有名。

日露戦争の戦没者慰霊塔である遍照塔(へんじょうとう)の朱色にかかる濃いピンクの花びらが美しく、見応えがあります。

庭石の形が動物に似ていることから「鳥獣の石庭」と呼ばれる石庭。お堂の畳に座り、庭のうさぎや鳥(の形の石)たちも花見を楽しんでいるのかな?と思って眺めれば、いつもよりもおおらかな趣きを感じられそうです。

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名称 正法寺(しょうぼうじ)
住所 京都市西京区大原野南春日町1102
電話 075-331-0105
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 300円
アクセス JR「向日町駅」下車タクシー約15分または阪急バス「南春日町」下車徒歩約10分

華厳寺(鈴虫寺)

鈴虫寺といえば、一年通して鈴虫の音色が聞かれること、ご住職による鈴虫説法が有名ですが、桜のイメージはあまりないですよね。でも、鈴虫寺の近くを流れる西芳寺川の土手には、桜並木が連なり、お散歩するのにぴったり。

鈴虫寺の境内には、桜以外にも春の訪れを喜ぶ木々の姿をあちらこちらで発見できますよ。

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名称:華厳寺(鈴虫寺)
住所:京都市西京区松室地家町31
拝観時間:9時〜17時(最終受付16時30分)
拝観料:大人 500円、子供 300円(4才~中学生) ※茶菓子付き
電話番号:075-381-3830

おすすめグルメスポット

寺蔵カフェ(てらぞうカフェ)

花も団子も、お花見には欠かせません。そこで西京区エリアのグルメなお店を2つご紹介。まず1軒目は『寺蔵カフェ』。駐車場20台完備されています!今回ご紹介したお花見スポットの近くには飲食店が多くないので、まずはこちらで腹ごしらえをして行くか、立ち寄りスポットとして加えることをオススメします!

この『寺蔵カフェ』。何がすごいって、お野菜が自家栽培かつ有機栽培。採れた野菜は、お店の軒先きでも「小寺農園」のフダを立てて販売されています。写真のランチ「寺蔵ランチ(1380円)」にも野菜たっぷり!野菜のおいしさ100%のせいろ蒸しなど、カラダに優しいランチです。

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店名:寺蔵カフェ
住所:京都市西京区桂久方町103-1
営業時間:11時~17時
定休日:日曜
電話番号:075-381-2233

旬菜中華 喜鳥 (こちょう)

こちらは桂駅から歩いて3分の『旬菜中華 喜鳥』。桂駅周辺で中華といえばココと名の上がる人気店。もともとは祇園に店舗を構えておられましたが、数年前に桂へ移転。

写真は、1300円のランチセットで選べるメイン料理の「四種のビネガーを使った黒酢豚」。
あまから手帖の編集顧問、門上武司氏もコラムでも絶賛した一皿。

黒酢、果実酢、バルサミコ酢、米酢の4つの酢を独自配合した黒酢豚。もう、食べずにはいられなくなってくるでしょう?

+500円で小籠包3つつけることができます。まぁ、追加しておいて間違いはありません。

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店名:旬菜中華 喜鳥
住所:京都市西京区川島北裏町74-1 メイゾン桂東 1F
電話番号:075-382-5700
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30)、17:30~21:00(L.O.13:30)、Gyoza×点心bar 21:00〜24:00(L.O.23:30)
定休日:水曜
アクセス:阪急桂駅東口から徒歩3分

現在放映中の「麒麟がくる」関連スポット

龍淵寺

2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」。歴史上の大事件、本能寺の変を起こした明智光秀ゆかりの地は、京都にもここかしこにあります。西京区にある「龍淵寺(りゅうえんじ)」は、どのような関わりがあるのかというと…。

龍淵寺は、戦国時代の天正10年(1582)開山。明智光秀公からいただいた土地で現在に至るまで場所を移すことなく存続しています。
樫原(このあたりの土地)の人たちの嘆願を聞き入れ、明智光秀が寺領として与えたとのこと。実際に目で見た場所の史実を知ると、ドラマにより没頭できそうですね。

樫原の町は、町並みも昔ながらの風情があります。ちょっと足を伸ばして、明智光秀に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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名称:龍淵寺
住所:京都市西京区樫原宇治井西町6
電話番号:075-392-2488
アクセス:阪急桂駅から市バス33号系統『樫原』バス停下車 徒歩1分

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