【京都】多彩なメニューで使いやすいイタリアン&バール 移転しより大人の雰囲気に「ポレンタ」

四条寺町から移転した「オステリア エ バール ポレンタ」でディナー。お料理もガッツリメインから、小ワインのアテ用小皿料理などメニューも豊富で、ワインバルとしても使える感満載なり。

目次

評判のイタリアンが近くに移転

元々四条寺町下ルにあったイタリアン店「オステリア エ バール ポレンタ」。寺町にお店を起こされて15年目にして、高辻通麩屋町下ルに新しくできた「鍵屋小路会館」の一階に移転されたのが2025年9月。気になっていたのですが久々の再訪!ということに。
今回、鍵屋小路会館は初訪問。2階建てで6軒のお店が入る構造のようで、後程シェフに伺ったところによると、ポレンタが一軒目のお店のようです。お隣がお好み焼のお店で、奥に中華バルが入る予定、2階にワインバーが、と言うような入居状況。店内に。

いやー、なんだか品が良いお洒落な雰囲気ですな。シェフとフロア担当の女性の5人体制でした。カウンター席が5つ、4人掛けテーブルが3つに2人が2つかな。以前は気軽なワインバル的な感じだったのですが、こちらはよりお洒落でアダルトな感じ。

で、ドリンクメニューを確認。シェフがソムリエ・エクセレンスの資格をお持ちで、グラスワインがめちゃんこ豊富なのが色々吞みたい酒吞みには嬉しい。お料理もガッツリメインから、小ワインのアテ用小皿料理なども置いてあり、バル使いも出来る柔軟性のあるお店。とりあえず、相方が登場するまでは・・・

旨い「生ビール(アサヒの熟選でした)」¥800を頂いて、ノンビリ。ビールが無くなったころに相方も登場。で、お料理を決めるのですが、これがめっちゃ悩むわけで。字か小さい&説明が丁寧なので読み応えのあるメニューが計8ページほどあるので目移り!なわけで。

ざっとメニューは要約しますと、前菜系のお料理が小皿料理も含めて30種類ほど、通常は、メイン料理の脇を固めるポレンタ(トウモロコシ粉を練ったり、練ったのを焼いたりするお餅っぽいお料理)が売りの一品で、それが10種類、パスタは手打ちも完備でペンネなどショートパスタ、リゾットもあるので全20種類強! 更にメインの皿が9種のデザートが9種!という、基本2人で運営しているとは思えない充実度。とりあえず前菜的なのを3つ、少な目メインを1つ注文し、お腹具合で〆パスタをお願いする作戦。

相方は泡グラスからスタート。伊ヴェネトから「Tenuta Santome Prosecco Treviso Bru」なり。グレラ100%で、ポレンタさんでは定番アイテムな模様。グラス¥1000~。

ワタシも次のお料理用に白グラスにスイッチ。「Trevisana Bio Pinot Grigio D.O.C. Delle Venezie」なり。これも伊ヴェネト産でピノ グリージョ100%のビオでした。¥900のスッキリ系。

多彩なメニューがスタンバイ

で、お料理1品目は「本日の鮮魚とマイクロ野菜のカルパッチョ」¥1800なり。魚がなんだったかな、鯛系ですが、真鯛とかではないぬったりした食感のなかなかウマーな一品。レモンを利かせたビネガーほんのりでこりゃお上手ですな。添えてあるのは黒オリーブタップナード、それに唐墨パウダー添え。ま、いい感じのワインのアテ!設定。

2品目はやっぱりポレンタを喰わなければ!なのですが、練った蕎麦掻タイプではなくて、練ったのを冷やし固めてから焼いてあるのが好みなので、めっちゃ久々にこちらに挑戦。「焼きポレンタと和牛トリッパトマト煮」¥2000なり。

焼いたポレンタは軽めのお餅のような不思議な食感で、それにとろーんとトマト味濃厚なトリッパを合わせるとこれまた見事なワインのお供なわけで。

相方は赤にスイッチ。これは伊アブルッツオ「Il Lupo Sangiovese Terre di Chieti IGP」なり。サンジョヴェーゼ100%ですが、優しい口当たり且つお料理に合わせやすいコスパ優秀系。¥900でした。

3品目。メニュー写真を忘れてきたのでこれだけお値段不明なのですが、「自家製熊、鹿、猪のソーセージ三種盛り」なり。香辛料が程よく効いているのでどれもそんなに癖が強くなく、全然軽やかに頂けます。脂をあまり入れていない熊ソーセージは意外にあっさりしたお味で、やっぱり脂が程よく乗った猪が我が家的には一番ウマー!と言う感想。¥2000はしなかったような。

シッカリ目の白を!とお願いし、伊フリウリの「Di Lenardo Father's Eyes」を。シャルドネ100%ですが確かに辛口しっかり系でウマー。本日一番気に入ったのがこちらだったような。¥1500なり。

相方は、ソーセージの途中でお酒が無くなり、更にお次の料理にも合わせて!とお願いし赤を追加。伊ピエモンテ「Piero Busso Mondino Barbaresco」なり。これだけ2010年物で、ちょっとハリコンで¥2000!でしたが、確かにウマー。こういうお高いボトルも何気に抜栓されています。

で、四品目がこちら。「トリュフとキノコのブルスケッタ」¥2200なり。マッシュルームを細かく刻んでオイルソテーしてあるのも散らせてあるのですが、ま、これまたワインのアテ~!ですな。美味しいです。

量が少ない目の前菜類をチョイスしたので、これならパスタを追加しても大丈夫!と注文し、その前に2人ともグラスを追加するのだ。こちらは相方注文の伊トレンティーノの「Mezzacorona Müller Thurgau Trentino」なり。ミュラートゥルガウなる品種で、生産地がほぼドイツ国境近いので、どことなくリースリングのような滑らかスムーズ系。

ワタシは、トマト系のパスタをお願いしたので泡でもいけるだろうとお願いした、伊ロンバルディアの「Monte Rossa Franciacorta Brut」なり。これもグラス¥1500で出されているんですが、良心的ですよねえ。パワーしっかりでこれまたウマー。

で、なにせパスタやリゾットなど〆類が全30種類ぐらいあるのでめっちゃ悩んだ一品。「青森産モクズガニのトマトクリームソース タリアテッレ」¥2500なり。これぐらいの存在感のある平打ち麺「タリアテッレ」用のソースはモクズガニを丸ごと炒めて味出しし、蟹味を濃縮したトマトクリームソースに仕立てたもの。ソースの中に蟹身や蟹味噌が混然一体化。こりゃ旨くないわけがない!と言う奴ですな。いやー、めっちゃ幸せ~。

パスタが出てくる直前に欧米系インバウンド御一行(多分フランス人)が6名ほどなだれ込んできて、いきなり店内がワールドワイドな状況に。で、デザートに行きつくことなくご馳走様でした!ということにしたわけで。
以上で〆まして、生ビール1、泡グラス2、白グラス3、赤グラス3と、グラスメニューを制覇する勢いで呑みまして(滝汗)、〆て¥22000なり!という大大大納得価格でした。ま、これだけ吞んでなので全然想定範囲内~、適価!と言う感想。

以前よりもお洒落な雰囲気になって、よりアダルトな感じになったのですが、相変わらずアテが秀逸なワインバルとしても使える感満載なわけで。相方は久々に来て「我が家向きだわ~」と喜んでいたので、また来る機会がありそうな予感ですな。御馳走様でした!

店舗情報

店名:オステリア エ バール ポレンタ
住所:京都市下京区高辻通麩屋町下ル鍵屋町219-2 鍵屋小路会館 A
営業時間:17:00~23:00
定休日:水曜
TEL:075-352-3227
https://www.instagram.com/polentakyoto/