【京都和菓子】老舗「出町ふたば」幻の秋限定モンブラン!開店2時間で完売の人気

豆餅で知られる「出町ふたば」が、秋にだけ登場させる数量限定の“栗もちモンブラン”。生クリームも卵も使わず、素材の旨みを極めた深い味わいは、まさに職人技。行列覚悟でも食べたい逸品です。

目次

開店から行列!老舗「出町ふたば」

左京区・出町エリア。目の前には鴨川デルタが広がり、のんびりとした空気が流れます。

鴨川を西へ、河原町今出川を北へ少し上がったところに、朝から人だかりができる人気店。言わずと知れた和菓子の名店「出町ふたば」。創業は1899年の老舗です。

常に行列が絶えない人気店で、すごい時は河原町通を挟んだ向こう側、鴨川近くまで列が伸びることもあります。

この日も平日ながら、開店の8時30分から大賑わい。代表銘菓の「豆餅」も大量に準備中でした。

「豆餅」のほか、「かぶき団子」や、季節の栗を使った「新栗餅」「栗おこわ」などがショーケースに並びます。

2時間で完売!人気沸騰のモンブラン

秋の限定メニューも登場していますが、その中でも“開店2時間で売り切れ必至”といわれる数量限定の人気商品が今回の目当て。数量限定、丹波栗を使用した「もちやの栗もちモンブラン」です。

栗の時期のみ、だいたい10月中旬から11月中旬までの期間限定販売です。

前回、平日の10時すぎに伺った際はすでに完売。
今回は改めて、開店直後の8時45分に到着し、店頭の列に並びました。

順番が来たら豆餅などの通常商品を注文し、栗もちモンブランは別口で注文します。

栗もちモンブランは生産数が限られているため3個までの数量限定。個数・名前・電話番号を伝えて、受け取り時間が書かれた整理券をもらい予約完了。

受け取り時間の12時頃、お店に戻りましたが、この盛況ぶり。新規と予約済み、2列に分かれて行列ができていました。
予約済みのお客さんが多く来られていて、15分くらいは待ちました。
予約済みでも油断せず、時間には余裕をもって訪れてください。

やっぱり「栗もちモンブラン」はすでに完売。

無事に商品を受け取り、お支払いへ。
支払いはクレジットカードやQRコード決済には非対応で、現金のみなのでご注意ください。

「栗もちモンブラン」3個と「豆餅」を購入し、鴨川へ。

「栗もちモンブラン」は1個ずつケースに入れて包装されています。1個720円(税込)。
保存料などは不使用で、賞味期限は当日中です。

ケースの蓋をはずすとこの通り。
高さ約6cm、直径約7cmほどの大きさです。

飲み物とスプーンを持参して、鴨川で“チル”スイーツとして味わうのもおすすめです。とんびには注意してください。

自宅ではお皿に移し替えて、いただきます。

割ってみると、丹波栗がごろっと入り、餅とあんこで包み、最後に栗クリームでデコレーション。

濃厚な栗クリームが全体を包み込み、もっちりとした餅の食感、あんこの上品な甘み、ほくほくとした栗が秀逸。さすが和菓子の名店。“引き算の美学”で、絶妙なバランスに仕上げています。
生クリームと卵不使用ですが、そのことを感じさせない深い味わいは、素材の良さと職人技がなせる仕事です。

見た目は洋菓子ですが、食べると完全に和菓子。新感覚のモンブランで、人気沸騰するのも納得の美味しさでした。

秋限定、開店2時間で完売するような限定商品だけあって、ハードルは高め。
それでも「ふたば」ファン、そしてモンブラン好きには一度味わってほしい逸品です。
栗餅や栗おこわも人気なので、ぜひ一緒に秋の味覚を楽しんで。

店舗情報

店名:出町ふたば
住所:京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
電話番号:075-231-1658
営業時間:8:30〜17:30
定休日:火曜