【京都和菓子】丹波栗使用の季節菓子『栗餅』名残り☆南座隣の老舗工場直売店「祇園饅頭」

おおきに~豆はなどす☆今回は東山区三条白川西沿いにあり、祇園南座西隣に店を構える老舗和菓子の工場直売店。できたての美味しさを堪能でき、今の季節は丹波栗使用の栗餅が絶品。

目次

11月の季節菓子、丹波栗使用『栗餅』は滋味深い美味しさ

東山区、三条白川西。ちょうど地下鉄東山駅1番出口からスグの細い通り。岡崎エリアへ向かう抜け道として、地元民はもちろん観光客も好んで歩く通り。静かな京町家の並ぶ住宅街を抜けると白川縁の道につながり、川の清涼感を味わいつつ、さらに進むと平安神宮の大鳥居にたどり着く、そんな通り。

その途中にある一軒のお饅頭屋さん『祇園饅頭』。京都南座の西隣にある文政2(1819)年創業で、現在で5代目が営む老舗の工場直売店。

営業中は行列しばしば見かける人気店で、こんな行列案内も。

この日は親戚の手土産にお饅頭を買おうと思いつつ、まだ営業時間ではない朝早い時間帯。店前から予約して、オープン時間まで待とうかと思っていましたが、すぐに用意できます!との有難い返答。

基本的に和菓子店の朝は早く、まだ早朝の時間帯にニッキの香りが漂ってくることあるあるだった記憶(笑)最近では人手不足もあるのか、どこの老舗もゆっくりスタートになりましたが。

この時期の季節菓子は何といっても栗を使ったお菓子。立冬も過ぎたので、そろそろ冬の和菓子に移ろうか、という名残りの時期でもあり。こちらでは月替わりのようで、11月までは栗餅がある様子。

で、今回は丹波栗を使った栗餅と、名物黒豆入りのまめ餅を注文。

まだ準備中だったので、ひっそりとスタンバイする和菓子たち。栗餅やまめ餅をはじめ、名物志んこ、おはぎ、栗赤飯など。

奥の気配から営業時間に向けて、お店の方総動員で絶賛手づくり中の様子。そんな中、開店30分前に予約の品をいただきました。

そして、持参した上段・栗餅、下段・まめ餅。

まずは栗餅。外側は求肥の柔らかいお餅で、その中に上品な漉し餡、そして蜜づけしていない恐らく蒸したのみのシンプルな丹波栗がゴロンと一緒に包まれています。丹波栗の滋味深い風味と味わいをダイレクトに感じられ、それをアシストする甘みとして漉し餡がある、そんな構成の栗餅。絶品。

さらに、黒豆入りまめ餅。薄く伸ばした餅に小豆立った粒餡、さらに薄皮から透けて見えるホールの黒豆ゴロゴロと。塩が絶妙に効いていていい塩梅。そして、いいコク味も感じられる餡。黒豆の味と食感がメリハリ感にもつながり、こちらも安定の美味しさ。

持参先で皆に喜ばれ、美味しい秋の味覚にありつけたな、と大満足。秋の和菓子はシンプルにいただいてこそ、の美味しさ。行列なのがわかる人気の和菓子ですね。お試しあれ!ヨ~イヤサ~♪

詳細情報

名称:祇園饅頭 工場
場所:京都市東山区大井手町103
電話:075‐771‐1353
営業時間:10:00~17:30ごろ
定休日:木曜日(不定休もあり)
関連サイト:http://gionmanjyu.blog60.fc2.com/