アールデコ調のモダンなデザインの『ラジオ塔』
わりとシンプルな遊具が並び、広々とした公園。
公園の周囲はこんなコンクリート造りの塀があり、古そうな雰囲気ありながら、そのデザインも少しモダンにも見えたり。
そんな公園のどこにラジオ塔があるのか、と辺りを見渡し、どうやらこれか?と。
この周りを子供たちが走り回り、感覚的には電柱のような扱いでしたが(笑)
かつて、日本の至る所、街頭など人が集まる場所に設置された公衆用放送聴取施設『ラジオ塔』。日本でラジオ放送が開始されたのが大正14年(1925年)で、東京放送局が最初。以降、ラジオを持つ家庭も増え、普及していきつつも、高価なものであったため、国民の需要を背景にこうした公共のラジオ塔を設置。
京都市内にも、いくつか設置され、未だその遺構が見られる公園があり、その一つがこちら。
この周りを子供たちが走り回り、感覚的には電柱のような扱いでしたが(笑)
かつて、日本の至る所、街頭など人が集まる場所に設置された公衆用放送聴取施設『ラジオ塔』。日本でラジオ放送が開始されたのが大正14年(1925年)で、東京放送局が最初。以降、ラジオを持つ家庭も増え、普及していきつつも、高価なものであったため、国民の需要を背景にこうした公共のラジオ塔を設置。
京都市内にも、いくつか設置され、未だその遺構が見られる公園があり、その一つがこちら。
これまで見てきたラジオ塔にはない、少しアールデコ調とも言えるような洋風デザイン。
中は空洞になっていて、かつてどんな状態でこの中にラジオが埋め込まれていたのか不明ですが。
さらに、これまであったラジオ塔には建立された時期が明記されたプレートなどがありましたが、こちらには全くそういったものが見当たらず、いつ建てられたものなのかも不明。
中は空洞になっていて、かつてどんな状態でこの中にラジオが埋め込まれていたのか不明ですが。
さらに、これまであったラジオ塔には建立された時期が明記されたプレートなどがありましたが、こちらには全くそういったものが見当たらず、いつ建てられたものなのかも不明。
ただ、何とも言えないオシャレ感があります。正面部分の赤みを帯びた部分は、かつての塗装ですかね。
さらにラジオ塔を中心に、その両側にベンチも設えられていて、ラジオ塔と一体感を持たせるように、ベンチにもちょっとしたデザイン性を感じます。
かつてのスイッチやこれまでのラジオ塔にあった『JOOK』の文字はないかと探してみましたが、それも見あたりません。ですが、他ラジオ塔とは一線を画すデザイン性とオシャレ感。若干ヨーロピアン風で、そんな趣きも狙ったラジオ塔だったのかと。
このベンチに腰掛けながら、ラジオの音に耳を傾けていた、当時の近隣住民の様子に思いを馳せてみたり。
このベンチに腰掛けながら、ラジオの音に耳を傾けていた、当時の近隣住民の様子に思いを馳せてみたり。
紫野柳公園 へのツイート
京都北大路駅から少しいったところにある紫野柳公園のラジオ塔。今まで見たなかでは一番凝っていて、カーブを多用したデザインや丸窓が本当にオシャレだった。戦前のものなのは間違いないと思うけど、いつ頃作られたものなのかはわからないっぽい。公園を囲む外壁もセンスがいいなぁ pic.twitter.com/M9PnskCSdD
— けーにっひ@非実在幼女 (@stalinorgan1944) March 22, 2018
基本情報
名称:紫野柳公園
住所:京都市北区紫野上柳町49
住所:京都市北区紫野上柳町49
キッズ用自転車が数多く駐輪され、多くの子供たちが利用していました。