【京都中華めぐり】住宅街の隠れ家的北京料理店！老若男女が喜ぶ絶品京風味「盛華亭」

左京区浄土寺界隈。この日は4人で会食。あらかじめ電話予約。新型コロナウイルスの影響であっさり予約とれましたが、普段は人気で満席もしばしば。この日も結局満席でしたが。

近くには公園があり、まったく飲食店があるような雰囲気の場所でもない住宅街。店構えもまわりの住宅に同化してて、看板がなければわからないような。そんな一軒家レストランでもあり。

昭和57年創業の、わりと古い北京料理店。この界隈はもちろんのこと、わりとリピーターの多いお店。京都へ旅行に来て、必ず立ち寄る、という熱烈ファンもいるほど。私も最初、この店の常連の友人に教えてもらい来店。とても美味しかったので、今回再訪。

中に入ると、手前カウンター席、そして奥にはフローリングの部屋があり、赤い円卓が３つほど。坪庭や床の間もあり、落ち着いた空間。

ドリンクメニュー。一通りあります。中国酒も各種。

料理も、前菜から揚げ物、点心、スープ、煮物炒め物など各種。で、いろいろと注文。

まずは前菜から。焼き豚。全体にタレが絡められ、しっとりとした仕上り。適度に脂もあり、あっさりとした肉部分とのバランスもよく、ほんのりと八角らしき風味。今回も一気になくなりました（笑）

前回品切れでありつけなかった、豚と野菜の冷製細切り炒め『八宝絲』。こちらの隠れた人気メニューで、友人からもぜひ食べてほしい！と言われていた逸品。

で、一見春雨サラダのようにも見えますが、豚肉、筍、人参などがかなり細切り状態になっていて、さっぱりと炒められ、隠し味に少しお酢が入っていて、いくらでも食べられる美味しさ。細切り野菜の歯ざわり、食感がとてもいい。

かしわの蒸し物。『かしわ』表記が京都らしいですね（笑）こちらも棒棒鶏みたいなこってりソースではなく、わりとさっぱり甘辛い醤油仕立て。白髪ねぎとともに。

さらにピータン。うっとりする琥珀色。プルルンとした食感。

揚げ物。こちらも人気メニューの春巻き。見るからにボリューミー。かぶりつくと、中にはぎっしりと具材が入っています。細切り野菜、豚肉など、食べ応えある春巻き。

さらに、これもオリジナルメニューで人気のゴマ餃子。

1個がわりと大きめです。

具材自体はキャベツたっぷり。噛むとゴマのプチプチとした食感とともに、香ばしい味わいが口の中に広がります。相性バッチリ。うちで餃子を作る際、見習ってゴマを入れようかと（笑）

かしわの唐揚げ。カリカリ感より、ふんわり感。

エビチリ。こちらも餡がケチャップ寄りで香味野菜も入った、そのままご飯にオンして食べたくなる一品。

ビーフン炒め。とにかく細切り系はどれも美味しいです（笑）

最初エビスビールを飲んでいましたが、壺だし紹興酒にスイッチ。ほの温かい紹興酒に砕いた氷砂糖をオン。美味い！

酢豚。わりと具材が大きめでボリューミー。塊り感を味わえ、味付けもわりとあっさりながら、酸味は控えめ。お酒にとても良く合う味わい。

最後五目やきめし。濃厚味でチャーシューもリッチに入っていて食べごたえあり。

今回わりと年齢層の違う老若男女で食事しましたが、どの層にも満足度高い料理。最近人気の四川料理や東北料理系中華だと、ガツンとした刺激強く、中には苦手だったり最後まで美味しく完食できないことも。それに比べ、最後皆が美味しかった！と称賛する、身体も喜ぶ中華。これなら毎日食べても美味しいと思えるような、そんな飽きのこない美味しさ。会計も一人3000円でリーズナブル。また来たいですね。