「八条ヶ池」で蓮の花が咲き始めました
咲きだした蓮の花
『長岡天満宮』の八条ヶ池は、寛永15年(1638)、桂離宮を造営した八条宮智忠親王によって築造されました。天王山から愛宕山まで、悠々とした西山を借景とし、天満宮の前庭として社観を高めると共に、灌漑用水としての役割を果たしています。総ヒノキの水上橋の総延長は157.5メートル、長岡京市の友好都市である中国の寧波市が所在する中国浙江省の西湖の最大の島、三潭印月(さんたんいんげつ)の湖上回廊がモデルとなっています。
10月ごろまで鑑賞できるスイレンの花
「かきつばた園」の周辺は、春はソメイヨシノや御衣黄、秋は紅葉が楽しめるほか、アヤメやカキツバタ、ハナショウブといった花々が四季折々に楽しめます。園内では、スイレンが初秋まで咲き誇っています。スイレンは日差しが弱くなると花を閉じるその姿が、あたかも眠るようなことから睡眠の「睡」の字がついて睡蓮と名づけられたと言います。
咲きだした蓮の花
池の中心部では、7月ころから夏越の期間に咲き誇るという「ハスの花」が咲き始めていました。中国の寧波市から友好の証として寄贈されたものです。
ハスの花
寄贈されたハスは、ハス科に属する紅蓮(ぐれん)という紅色の蓮の花。猛火の炎の色に例えられ、 仏教では、八寒地獄の七番目である紅蓮地獄(鉢特摩地獄)の略称とされています。テレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマとして、LiSAが歌い社会現象ともなりましたね。
現在咲き始めたのはほとんど白い花、これから紅蓮華が姿を現すでしょうか!
現在咲き始めたのはほとんど白い花、これから紅蓮華が姿を現すでしょうか!
長岡天満宮
平安時代、菅原道真は六歌仙の一人である在原業平とともにこの地で詩歌管弦を楽しんだと伝承されています。菅原道真が九州の太宰府に左遷されたとき、名残を惜しんで木像を贈り、それをご神体として祀ったのが長岡天満宮のはじまりといいます。歴史ロマンあふれるもうひとつの京・長岡京へぜひお立ちよりください!